ゲーマーたちに愛されているロシア人キャラ6人

 ここにご紹介する男性陣のほとんどは、ロシア人に対する典型的な固定観念の犠牲者だ――ウォッカを飲み、熊を狩り、筋肉隆々で、世界征服に躍起になっていることも多いが、それでも彼らは世界中のゲーマーたちに愛されている。

①『ストリートファイター』のザンギエフ

 「赤きサイクロン」として知られるザンギエフは、『ストリートファイター』シリーズ最強のキャラの1人だ。格闘を始める前に彼はシベリアの荒野で熊を相手に闘いの訓練を積んだ。

 ザンギエフは、ゲーム内では決して悪者ではなかったのだが、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが出演する映画版『ストリートファイター』(1994年)では悪役として描かれた。彼はまた、冒険アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』(2012年)にも登場している。

②『レッドアラート2』のユーリー

 ユーリーには超能力が備わっており、『レッドアラート2』では、米国に大規模な侵略を仕掛けていくるソ連のリーダーの1人だ。しかし、彼の野望は、北米に共産主義を確立することをはるかに超えている。

 ユーリーは自身の軍隊を組織し、『コマンド&コーカー:ユーリーの復讐』では全世界の支配を目論んでいる。世界の他の国々は、ロシアの脅威に対抗するために団結せざるをえない。

③『メタルギア』のリボルバー・オセロット

 頭が切れて狡猾なリボルバー・オセロットは、1980年代後半から『メタルギア』シリーズすべてに登場している。彼はスパイとして配属されていることが多く、マカロニウエスタンの大ファンだ――それでカウボーイみたいな恰好をしているのだ。

④『チームフォートレス2』のヘビー

 ヘビーは、これまでゲームを飾ってきた中でもっとも人気のあるロシア人キャラクターの1人だ。彼はまた、多人数参加型の一人称シューティングゲーム『チームフォートレス2』の顔でもある。

 ヘビーは図体が大きく不器用かもしれないが、装着しているミニガンを親しみを込めて「サーシャ」と「ナターシャ」と呼んでいる。かつてはロシアの山中に住み、素手で熊を捕まえていた。もっとも典型的な世の中でのロシア人の固定観念を体現したザンギエフと同じだ。

⑤『鉄拳』のDr.ボスコノビッチ

 ウォッカとチェスのファン(一目瞭然)、Dr.ボスコノビッチは旧ソ連の科学者だ。彼は研究を続け、緻密なクローン作製術とアンドロイドの設計術を手に入れている。

 ボスコノヴィチは、『鉄拳』シリーズすべてに登場するが、『鉄拳3』ではプレイヤーキャラとなっている。高齢にもかかわらず、戦闘中には敵をたっぷりと痛めつけることができる。

⑥『コールオブデューティ』のヴィクトル・レズノフ

 仮想世界において、この男は間違いなくナチスにとって最悪の敵だ。ドイツ人がヴィクトル・レズノフ軍曹の父親を殺害すると、彼は、復讐という唯一の動機を胸に任務に取り掛かる。彼が、1945年にドイツの帝国議会を攻撃し、戦争で荒廃したスターリングラードで闘い、北極圏へナチスを追い込むのを見ることができる。

 ソ連当局が特に好きというわけではないレズノフは、スターリンの収容所に送りこまれたものの、渡米する前に脱獄した。彼はベトナム戦争でも戦っている。

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