彼女はまるで1920年代に生きていたかのような雰囲気を醸し出す。妖精のようにエレガントなスタイルはロシア詩壇の「銀の時代」にふさわしい。伝説的存在のマチルダ・シヌロワはロシアのロックミュージシャン、セルゲイ・シヌロフの元妻で、サンクトペテルブルクでもっともファッショナブルなレストランCococoのオーナーで、バレエスクールの創設者でもある。
大統領選でプーチン大統領と接戦を繰り広げたが、いつも討論を行っているように見られている。2018年、雑誌「Hello!」で、今年のもっともスタイリッシュな女性に選ばれた。
10年以上、ファッション編集者で評論家のフロムチェンコはテレビのトークショー番組の“ファッション裁判”で“検察官”として出演していた。ちなみに彼女は、映画「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープ役のロシア語の吹き替えを行ったが、フロムチェンコはヴォーグの編集者(映画の題材となった人物)、アナ・ウィンターと比較されたことがある。
ロシアの主要なITガールで、オンラインファッションサイトBuro 24/7を立ち上げた人物。ドゥマは絶対的なセンスを持っている。現在32歳のドゥマは3人の子どもを持つ母親でもあり、成功した起業家でもあり、さらに女性としても魅力にも溢れている。
才能ある映画監督で女優でもあるリトヴィノワは白い肌にクラシカルな赤い口紅、そして1920年代風の金髪のカーリーヘアをしていて、どこか神々しい存在ですらある。彼女はロレアルパリ、また時計RADOの顔でもあった。インスタグラムでは、果てしないインスピレーションを与えてくれるレトロフューチャー的な衣装を身につけている。
彼はファッション界の教祖的存在そのものである。鉄道運転士と化学者の家庭に生まれたリソヴェツは、今やロシアで最も人気のあるヘアスタイリストであり、デザイナーでもある。彼はしばしばテレビの異なるビューティー・ショー番組にホスト役で招かれている。
リストの1番目に紹介したシヌロワの元夫であり、ロシアで現在最も人気のあるロックスターである。それゆえ、彼のスタイルはしばしばアナーキー的である。同様に、シヌロフが(素っ裸)に毛皮のコートをまとったり、コンサートでよく着ているバスケットボールのジャージを履いている姿はとても格好いい。重そうな金のネックレスは彼のトレードマークである。
彼は1990年代後半にロシアでMTVがスタートしたときにテレビに登場した。今ではロシア唯一のアメリカン・スタイルの深夜番組のホスト役である。彼のユーモアとスタイルのセンスは抜群で、タキシード姿でも、革の上下でも、またシンプルなTシャツ姿どんな格好でもさっそうとしている。
バレエ界の異端児で、タトゥーを入れた、スキャンダラスで有能なダンサーであるポルーニンが公衆の面前に出るときは、タキシードや革の上下、カジュアルなTシャツ姿であったりする。インスタグラムでは、ファッションと素晴らしいダンスがミックスされている。彼の動画「教会に連れて行って」は見たことがあるだろうか?
ヨーロッパでもよくツアーを行う人気インディー系バンド、Therr Maitzのリーダーである、ベリャーエフが、格好いい眼鏡を外した姿を見ることは滅多にない。ほとんどいつも黒づくめのスタイルをしているが、その笑顔は最高だ。
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