思い浮かべただけでもロシア人は怒り狂う状況をピックアップしてみた。
1.キュウリのピクルスがカリカリでないとき
ピクルスが大好きな国においては、これは絶対的な悲劇である。だから酢漬けにするのにピッタリなキュウリを選ぶことは大変重要なことである。
2.公共交通機関の中で自分が読んでいる本と同じものを他人が読んでいたとき
まあ、僕の読んでいるドストエフスキーの方が、君のよりも面白いんだけど。
3.屋外が我慢できないほど暑いのに、室内で暖房が入っているとき
ロシアでは、セントラル・ヒーティングが一般的で、5日連続で寒い日が続けば暖房が入る。しかし、秋には少し寒い日が続いてもすぐにまた暑くなることがある。しかし管理当局が暖房を切らないため、室内がとても暑くなってしまう。多くのマンションの部屋では、温度調整をするには窓を開け放つしかない。ロシア人がTシャツを部屋着にしたり、窓を開けて寝るのはこのためである。
4.お湯がストップしたとき
夏が来るたびに繰り返されることだ(これを見れば何のことを言っているのか分かる。
これまで快適な生活を送ってきたのに、今日から2週間、違う地区にすむ友達の部屋のシャワーを借りるか、たらいで行水をすることを覚悟しなくてはならないのである。
5.地下鉄の乗客が、どのあたりにいるのか分からなくなっているとき
地下鉄で今どの駅あたりを走っているのか分からなくなっている人が乗降口の真ん前に立っている。確かにそれはいい考えかもしれない。おそらく自分は迷って、焦っているのだろうが、他人からいかに救いがないと見られているかはわかってないのだろう。
6.コーヒーにシナモンを入れないよう頼んだのに、それが入って出てきたとき
ああ、コーヒーにシナモンを入れるなんて、一体誰が考え出したのだろうか。シナモンなんてウサギのためにとっておくべきなのに。
7.誰かが自分を実際よりもリッチに見せるとき
月給が500ドルなのに、50,000ドルもするクルマを見せびらかす。そんなのはもはやトレンディでもなんでもない。
8.理由もないのに微笑んでいる人を見たとき
ロシア人が滅多に微笑まないのは事実である。しかしそれは彼らが誠実でないというわけではない。
9.歩道いっぱいに広がって歩く人々を見たとき
もう少しゆっくり動いてもらえませんか?
10.温めたウォッカ
ありえない!