ロシアフィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手に贈られた秋田犬の仔犬「マサル」のきょうだい犬である「勝大(しょうだい)」が秋田県大館市にある「秋田犬ふれあい処」で働くことになった。ロシア通信社が大館市観光推進課の川上太課長からの情報として伝えた。
川上課長によれば、これまで「秋田犬ふれあい処」では2匹の秋田犬がいたが、ここ数ヶ月で訪問客が急増し、2匹だけでは対応しきれなくなったという。「そこで我々はもう2匹増やすことにした。そのうちの1匹がザギトワ選手に贈呈したマサルのきょうだい犬である勝大で、9月か10月からこちらで活躍してもらうことにしている。訪問客に挨拶する役目になっているので、皆さんに撫でてもらったり、遊んでもらったりできる」と述べた。
また川上氏は次のように述べた。「大館市では、秋田犬ふれあい処の訪問客が1年前に比べて激増したのは、日本で人気のあるザギトワ選手の故郷に、秋田犬保存会と秋田県からマサルが贈られたことがマスコミに大きく取り上げられたことによるものだと考えている」。モスクワで行われたザギトワ選手への秋田犬の贈呈式には、ロシアを訪問していた安倍晋三首相も列席した。