期間中、ロシアの諸都市では無人機飛行制限区域が設定される。サンクトペテルブルクでは制限区域は100平方キロメートルで、モスクワ州の上空も厳しく監視される。違法なドローンに対処するため、国防省の特別チームが電子戦を展開する予定だ。
スタジアムへのドローンの持ち込みは控えるように。自撮り棒や長い傘、花火、武器、自転車も同様だ。もちろん薬物の持ち込みも厳禁。よくご存知のように、ロシアでは薬物はご法度だ。
5月25日から7月25日まで、いかなる武器の販売、登録、輸送、携行も禁止となる。
モスクワ市当局はワールドカップ期間中、落書き(グラフィティ)を用いた広告活動を禁じる法案を可決した。こうした対策は、一部区域での広告スペースを協賛団体のために確保するよう求めるFIFAに対し、ロシアが果たすべき義務と関係がある。
ワールドカップ開催中、非開催都市から開催都市へバスで移動することはできない。したがって、例えばアストラハンからヴォルゴグラードまでバスでの移動を計画している人は、残念だが諦めよう。唯一の例外は、各地方の治安当局のルールに従って運行し、かつGLONASSシステム(ロシア版GPS)を搭載したバスだ。
期間中、スタジアム付近や街の中心部の多くの通りが歩行者天国となる。ロシアでレンタカーを借りる予定ならば、各都市の地図で閉鎖される道路を確認しておこう。できればタクシーの利用が望ましい。さらに、公共交通機関の路線に変更がある。だが良いお知らせも。歩くことはとても健康的!
ワールドカップ期間中、ロシアの諸都市は特別な火気対策を実施する。キャンプファイアや野焼き、生ゴミの焼却、マンガルを使った伝統的なシャシルィク(バーベキュー)の調理などが禁止される。したがってニジニ・ノヴゴロドでは森や住宅市でのバーベキューが禁止され、一方カザンでは私有地内でのシャシルィクの調理も禁じられる。違反者は最大で4000ルーブル(およそ7000円)の罰金を課される。
サッカー観戦に来る人々は、滞在登録を(通常の90日ではなく)3日以内に行う必要がある。外国人の場合登録期限はやや長く、出身国によって異なるものの平均7日だ。 ホテルに滞在するなら、自分で登録する必要はない。ホテルのフロント係が済ませてくれる。それから、少なくとも身分証明書類やビザの写しを常に携行することを強く勧める。こうした書類がないと、身元確認のため警察官に3時間ほど拘束されかねない。
期間中街の半分が封鎖されるヴォルゴグラードでは、公共交通機関の路線に変更があり、また多くの通りが歩行者天国となる。このため市の当局は試合開催日を休日に定めた。もちろん、公共サービス、レストラン、バーはすべて通常通り営業する。ロシアへようこそ!
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