記念碑は、カラシニコフが、その最も有名な傑作「AK-47」を持った姿をかたどっている。
1947年に設計されたAK-47は、世界中に広がっており、数多くの軍隊で主要な武器となり、事実上あらゆる戦争、紛争で大きな役割を果たしてきた。
AK-47は、組み立てと使用が簡単でありながら、一分間に600発以上という速度と威力、精度、最小限の重量、かつてないほどの堅牢さ、信頼性を兼ね備えている。
そのシンプルな設計のおかげで、ソ連・ロシア以外の様々な国で生産されるようになっただけでなく、プロからアマチュアにいたるまで、どんな兵士、戦闘員でも容易に使える。 ロシアのあらゆる学校の生徒が、わずか数回の講習を受けただけで、AK-47の分解と組み立てができるように訓練されている、という事実は示唆的だ。
モニュメントは複合的で、地球儀と神使ミハイル(大天使ミカエル)が槍をふるって悪魔を追い詰める像も含まれている。
「この槍はライフルの象徴だ。両者(地球と槍)は、世界における平和維持の、そして邪悪な力に対する善の力の勝利をシンボライズする」と、記念碑の作者、サラヴァット・シェルバコフは述べた。
シェルバコフの最も有名な作品は、高さ26㍍のウラジーミル1世像で、クレムリンの傍に建立されており、2016年11月に除幕式が行われている(ウラジーミル1世は、ロシアの源流であるキエフ大公国にキリスト教を導入した。キリスト教の聖人で、亜使徒・聖公ウラジーミルと呼ばれる)。
ミハイル・カラシニコフの新しい記念碑は、環状線の北側の、オルジェイヌイ横丁とドルゴルーカヤ通りが交差する地点にある。
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