ロシア語の必須単語10:これだけでほぼ会話ができます

アレクサンドル・キスロフ
 ロシア人と付き合うには、ときにたった10個の単語で足りることもある(少なくとも、当惑して黙り込まないためには十分だ)。あなたのための超ミニ単語帳がここにある。“Da / はい”と“Net / いいえ”は、既にご存知だと仮定して、始めよう。

1.Privet(やあ、こんにちは)

 シンプルなものから始めよう。Privetは、非公式のくだけた挨拶だ。あなたの知人、友人、そしてあなたより年下の人に、privetを使うことができる(しかし、これ以外の人に使っても、外国人なら、もちろん大目に見てくれる)。

 難しさにしり込みせず、発音する自信があれば、“Zdravstvuyte”(こんにちは)と言ってみよう。これは、もっとフォーマルなバリエーションで、友人知人だけでなく、年長者との会話やビジネスレターなどでも、挨拶するのに使える。

2.Spasibo(ありがとう)

 元々の文字通りの意味は、「スパシー・ボーク(神よ救い給え)」。もっとも、この原義はもう誰も覚えていないが。ロシア語では、これが、感謝を表す最も単純かつ伝統的な形だ。例えば、あなたが店で買い物を受け取ったときに、spasibo。誰かが、あなたのためにドアを開け、手で抑えてくれたら、やはりspasiboと言う。

 spasiboの前に、“bolshoye”という単語を付けることがある。もしあなたがすごく助けてもらったり、とても良いことをしてもらったようなときに、Bolshoye spasibo/どうもありがとう。 

3.Bystreye(早く、急いで)

 例えば、あなたがタクシーに乗っていて、飛行機に遅れそうな場合に、便利な言葉だ。あるいは、レストランでの食事後に、あなたが顔にやきもきした表情を浮かべて、さっさと伝票を持ってきてほしいのに、ウェイターがピンと来なかったようなときに使う。

 ただし、注意しておくが、bystreyeだけ言うと、ちょっとぶっきらぼうだ(もっとも、状況や相手によって違うが)。やはり pozhaluysta(どうぞ、~ください)という単語を追加した方がいいだろう。

 相手への効果をもっと上げるためには、davay bystreyeと言ってもいい。おおよそ“Let’s do it faster” の意味になり、一般的な呼びかけになる。例えば、あなたのルームメイトがあまり長く浴槽に浸かっているいるようなときに使える。

4.Tak(さあ、そう、それで)

 これは何十ものいろんな状況で使えるマルチ単語だ。相手があなたに何か尋ね、あなたから肯定の返事を期待しているときに、あなたは「はい」のかわりに、このtakという単語で答えることができる。

 あなたが何か考えながらtakと、間延びさせながら言うなら、それはあなたが考え中であることを意味する。きつくそっけなく言えば、あなたが不満であることを示すことになる。

 あなたが相手から何かの話を聞かされているときに、あなたが途中でtakを挟めば、これは相手に対し、話の続きを待っているよ、と促すことになる。「ふーん、それでその先どうなったの?」という感じだ。

 要するに、takでほとんど何でも表せるのだ。

5.Skolko(いくら)

 あなたがいくら支払うべきか、どのくらい待つのか尋ねるようなときに、この言葉が必要になる。skolkoの“l”はなるべく「軟らかく」、スコーリカ のように発音しよう。これに対する相手の答えは、だから数字になる。200ルーブルとか2時間とか。

 ところで、ロシア語では、疑問文も平叙文も語順は変わらない。単に文末の声の調子を上げればいい。だから、ただ“Skolko?”と聞こう。  

6.Izvinite / Prostite(すみません、ごめんなさい)  

 どちらの言葉も、あなたが起こってしまったことを後悔し、許しを求めることを意味する(proshcheniye〈許し〉 => prostite〈許してください〉)。

 しかし、愛想のよい答えは期待しないでほしい。これは形式的な礼儀なのだから。

 あと、これは日本語の「すみませ~ん」に似た意味を持っている。「ちょっとあなたを煩わせていいですか?」と言いたいときに使うマルチ単語だ。

 例えば、あなたが地下鉄に乗っているときに、誰かがあなたの通る邪魔になっているとき、izviniteと相手に言う。あるいは、あなたがバーテンダーに呼びかけて、自分に注意を向けさせる必要があるときにProstite!

7.Mozhno(いいですか?)

 この言葉を発することで、あなたの前に、あなたの所有物ではないものへの世界の扉が開かれる(比喩的に言えば)。「あなたからこの椅子をお借りしていいですか?」などと言うのではなく、長いフレーズ全体を「Mozhno?」の一語に置き換えることができる。

 またロシア人は、メニューから食べ物を注文するのに、mozhnoを使うのが大好きだ。「私はこのサラダを注文したい」と長たらしく言うかわりに、普通のロシア人は、"mozhno salat?"と言う。 

8.Pomogite(助けてください)

 何かがどうもうまくいっていない、どうもまずい、というときに、多くの時間と神経を節約できる言葉だ。Pomogiteは、「私は助けが必要です、助けてください」というのが文字通りの意味。ただし、重大な状況に限らず使える。この言葉は、「絶体絶命、SOS」というようなニュアンスは持っていないから。

9.Horosho(OK、いい、すばらしい)

「はい」のかわりに使える、同意を表す語だ。「コーヒーをもう一杯いかがですか?」と言われたら、Horosho。

 またあなたは、この言葉で感情も表現できる。Horoshoは、あなたは今イライラが全然なくて、この瞬間を楽しんでいる、そんな状態を表せるのだ。その古典的なケースは、深呼吸して、ゆっくりと息を吐き出し、気持ちを込めてhoroshoと言う(これにさらにtakを付けて、“horosho tak/ tak horosho”と言えば、完璧にロシア風だ。   

10.Do svidaniya(さようなら)

「さようなら」を表す言葉は、ロシア語にはたくさんある。どれを使うかは、もちろん、誰といつ、どのくらいの期間別れるのかによって決まる。

 しかし、Do svidaniya は、最も普遍的な別れの言葉だ。ちなみに、その文字通りの意味(次の出会いの時まで)にもかかわらず、何の義務も生じない。次に会うことは二度とないということも十分あり得る。

ボーナス!乾杯するときに “na zdorovie”(実はウソ)

 これについてあなたは聞いたことがあるかもしれない。この神話はすごく広まっていて、いまだに生きているから。

 が、これは間違いである。乾杯でこの言葉を言っても、あなたのロシア人の友人はちっとも感心しないだろう。なぜなら 、na zdorovieは、ご馳走へのお礼に対して「どういたしまして」と返事するときの言葉なのだから。

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