ソーシャルネットワークの時代で、おいしい食べ物が溢れているいま、朝食は想像力をかきたて、視覚を刺激するものでなければならない。最近、よく言われているように、写真を撮れないものは食べたうちに入らないのである。そこで、おばあちゃんが家で作ってくれた薄いスィルニキに代わって、最近は少し小さめの厚いスィルニキが作られるようになっている。この新しい形のスィルニキを作るには、全卵ではなく、卵黄だけを使う。すると、カッテージチーズがより水気を含んで柔らかくなり、成形しやすくなるのである。
レストラン「L.E.S」のシェフ、アンドレイ・コロジャジヌィさんも卵黄だけを使ったスィルニキを作っているが、さらによく朝食に出てくるカッテージチーズとオートミールを組み合わせることができるレシピを考案した。オートミールをカッテージチーズにまとわせ、小さなハリネズミのように仕上げたのである。加えて、森の雰囲気を出すために、松ぼっくりのジャムを加えた。松ぼっくりのジャムがなければ別のものでも代用できる。またここでは、普通のサワークリームの代わりに、塩コショウ少々を加えたココナッツミルクをベースにしたキクイモのクリームを使っている。
アンドレイ・コロジャジヌィ
Press photo1. カッテージチーズとカッテージチーズ(パック)を混ぜ合わせ、卵黄、セモリナ粉を加える。ハチミツを加え、なめらかになるまで混ぜる。
2. 生地をいくつかに分け、丸め、オートミールをまぶす。
3. フライパンを温め、バターをひき、スィルニキを入れ、両面を焼く。
4. キクイモをココナツミルクで煮る。キクイモのシロップを加え、塩コショウを少々入れる。ブレンダーにかけ、なめらかにする。クリームは絞り袋に入れる。
5. お皿に松ぼっくりのジャムをスプーンに数杯置き、その上にスィルニキを並べる。キクイモのクリームを添える。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。