自分で作ることのできる、過小評価されているロシア料理7品

 ロシア料理はブリヌイとペリメニだけじゃない。ここにご紹介する伝統的な料理は、外国ではあまり知られていないかもしれないが、おいしさは劣らない。

1.オーブン料理

 ロシアのオーブン料理はザペカンカと呼ばれる(オーブンで焼くことを意味する「ザペカーチ」という語に由来)。お好みの材料を用意したら混ぜ合わせ、小麦粉、卵、スパイスを加えてオーブンで焼こう。 これで完璧! この手の料理は残り物を片づけるのにうってつけ。ザペカンカは、メインディッシュにもなるし(例えば、ポテトやパスタやミンチを入れて)、副菜にもなる(野菜を入れて)、あるいは、デザートにもなる。レーズン入りのカッテージチーズのザペカンカは、ソ連生まれの料理の中でも最高峰!

2.ソバの実のカーシャ(粥)

 ペチカ(かまど)は常にロシアの台所の中心だった――家じゅうで使うお湯を沸かし、すべての食事を調理し、冬には家を暖めてくれた。伝統的なスラヴ料理は何時間も煮込むものが多い。だからソバの実のカーシャが大昔からとても人気だったのだ。鍋に熱いお湯を入れて一晩置いておくだけ。朝には料理ができている。ソバの実は驚くほど体にいい。グルテンフリーで、鉄や亜鉛やビタミンEが豊富だ。最初は、この味を少し変に感じるかもしれないけど、すぐに、ソバの実なしではもう生きていけなくなるだろう。

3.パスチラ

 ロシア最古のスイーツのひとつであるパスチラは、乾燥させた後に低温で数時間焼いたリンゴとベリーから作られる。もっとも有名なパスチラは、コロムナ(モスクワの南100km)にあるいくつかの小さな町とベリョーフ(モスクワの南300km)で作られている。ロシアのパスチラは軽くてふわふわしている上に、低カロリーでマシュマロのように甘い。パスチラに似たお菓子としてはほかに、ギリシア神話の西風神にちなんで名づけられたゼフィールがある。違いはレシピだ――ゼフィールは、裏ごしした果物に卵を加えて作る。

4.ラッソーリニク

 茹でたピクルスや精白玉麦にはあまり触手が動かないとしても、ラッソーリニク(塩水を意味する「ラッソール」という語に由来)というスープはその考えを変えてくれるだろう。一見した限りでは、これは奇妙な組み合わせの食べ物だが、ロシア料理の中でもっともおいしいスープのひとつだ。コクのある肉汁を加えたら――冬にぴったりの健康的で栄養満点の一品になる。本場ロシア風にサワークリームを添えて食べよう。

5.チェルケスチーズ

 このマイルドなチーズの故郷はロシア南部のアディゲ共和国だ。実際ロシアでは、このチーズのことを「アディゲイスキー」という名で呼んでいる。このチーズは牛乳から作るものでフェタチーズに似てはいるが、もっと柔らかくて塩気が薄い。チェルケスチーズは、ロシアでは大変な人気で、サンドイッチからオーブン料理までなんにでも使われる一般的な食材だ。

6.ボロジノパン

 コリアンダーを使ったこの「黒い」ライ麦パンは、ロシアでもっとも愛されているパンのひとつだ。このパンは、ボロジノの戦いが開戦されたスパソ=ボロジノ修道院の修道女らによって、当初はクミンを使って作られたという伝説がある。しかし、1930年代になるまでボロジノパンの正式なレシピというのはなかった。ロシア人たちは、このパンのほうが小麦粉のパンよりも健康に良いと信じている。食物繊維が豊富なことはもちろんのこと、カロリーがほとんどない上に、ビタミンA、B、PP(ナイアシン)が多く含まれている。

7.野菜のイクラ

 「イクラ」いう語は、料理の調理法である「切る」ことを意味する「クロイーチ」という動詞に由来している。これが、ロシアのイクラが「魚」とは限らない理由だ。ソ連の指導者だったニキータ・フルシチョフの妻が愛していた「ナスとズッキーニのイクラ」は、イクラとキャビア(ソ連時代にはわずかしか供給されなかった)を野菜で代用したものだ。今もなお、野菜のイクラはロシアでは非常に人気の前菜だ――とりわけ手作りのものなら!

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