ロシアの宝:モスクワでおいしいお酒が楽しめるレストラン4店

ロシア料理
マリア・ブニナ
 モスクワのレストランではおいしい料理を食べ、おいしいお酒を飲み、ロシアの地理を学び、そしてボロジンスキーというのが黒パンの名前だけではないことを知ることができる。

1.ロシアの味

 モスクワシティの高層ビルの中にあるレストラン「RUSKI」直営のバーはその名の通りの店である。ここではロシアの浸酒と果実酒をベースにしたカクテルを試すことができる。

 カクテル作りのインスピレーションとなっているのは、古いロシアのレシピ本。カクテルを飲んでも、中に何が入っているのかはなかなか分からない。そこであなたはバーテンダーに、本当にこの中にエゾマツのジンやスグリの葉が入っているのか、またはチシマイチゴやクラウドベリーとは何なのか確認することになるだろう。

 試してほしいのは、たとえばボロジンスキーカクテル(250ml、570ルーブル{およそ980円})。ボロジンスキーの自家製酒、黒い実のナナカマド、穀物のコーディアル、赤のヴェルモット、カンパリ、シェリー酒が入っている。

 またここでは人気のカクテル、ネグローニのロシアバージョンを注文することができる(250ml、570ルーブル{およそ980円}。カンパリの苦味がない代わりにナナカマドの後味が残り、ジンの代わりにネズの自家製酒の風味を感じるカクテルである。また自家製の野イチゴのパスチラが甘い香りを加えている。

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 住所: 1st Krasnogvardejsky pr-d, 21 bld 2, 85th floor, EYE skyscraper, Moscow City

2. ロシアの宝

 双子のベレズツキー兄弟シェフのレストラン「Twins Garden」のカクテルメニューは「ロシアの宝」と呼ばれている。カクテルを飲みながらロシアの地理を学ぶことができるのである。ただし大事なのは、ほどほどでやめておくということである。

 「タイガのツァーリ(皇帝)」(750ルーブル{およそ1290円})を飲めばシベリアを感じることができる。松の実ミルクにジンジャーブレッドシロップを加えたものをウォトカ、ショウガ、レモンとシェイクしたものだ。「苔」とともに出される。これは北方の森を訪れて久しい人にとってなかなか見ごたえがある。

 「シヴェルチ」というカクテルがあるが、発音が難しいなら、単に「カムチャツカ」とオーダーするといい。シヴェルチはカムチャツカ半島にある活火山であり、カクテルの名になった(750ルーブル{およそ1290円})。口をつけるとまさに今にも噴火しそうな感じがするので、一気に飲み干した方が良い。そしてそのカクテルがトウモロコシの蒸留酒と苦いワインに灰の苦味と泥炭で作られているということは考えない方が良い。

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 住所:Strastnoi bulvar, 8A

3. ほとんどデザート

 レストラン「ゴルィヌィチ」(ロシアのおとぎ話に出てくる主人公の名)のカクテルはまるでデザートのようだ。カクテルにはロシアの伝統的な食品と外国のものが使われている。たとえばカボチャとココナツとラム酒のカクテル(150ml、480ルーブル{およそ830円})というもの。またヘルシースタイルのカクテルも試してみてはいかが?こちらはヨーグルト、スイバ、そしてジンがミックスされている(100ml、480ルーブル{およそ830円})。このカクテルはソ連時代に一般的だったケフィールのボトルに注がれている。

 

4ロシアの釣り

 ロシア人男性は釣りと煮こごり(魚のゼリー寄せ)が大好きである。この煮こごりは19世紀にモスクワで働いていたフランス人のシェフが考案したものだ。レストラン「Ryba moya(わたしの魚)」は煮こごりをテーマにしたカクテル「Only you…」を作った(610ルーブル{およそ1050円})。コニャック、サフランのドライヴェルモット、ベネディクト酒、コアントロー、キャラウェイのリキュールで作られている。

 

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 住所:ul. 1-ya Tverskaya-Yamskaya 21