ケフィール(ケフィア)、プロストクヴァシャ(酸乳)、トヴォロク(凝乳)などの発酵乳製品は、体内で脂肪燃焼を促進するホルモンを生成するのに役立つ。これらの乳製品に含まれる乳糖は、普通の牛乳よりもはるかに少ない。そして高品質のタンパク質が含まれており、代謝を促進する。ロシア女子は、体重を落とす日(断食日)にケフィルを飲む。数キロ落としたい時は、1日中ケフィルだけを1.5リットル飲む。ケフィルには新鮮な青野菜やキュウリを加えても良い。
ソバの実は、繊維が豊富な低炭水化物(ロカボ)の食材。ゆっくり消化されるため、ソバ粥は体を長時間飽和させる。ダイエットするには、ソバ粥に塩や調味料を入れずに食べるのが一番。代わりに新鮮な野菜やハーブを加えることができる。
ソバの実は煮ることもできるが、体に良い成分をそのまま残すために蒸し置きすることも多い。乾燥したソバの実カップ1杯を容器に入れ、熱湯をカップ2杯注ぎ、フタをして一晩置く。蒸し器をタオルで包むと尚良い。
このように調理されたソバの実を体重を落とす日に食べることで、1日で1キロ落とすことができる。1日に250グラム(乾燥した状態で)以上食べない。
水分をたくさん補給することは、細身、美、きれいな肌に大切。キュウリの95%は水分。キュウリはカロリーが少ないが、体に良い成分がたくさん含まれている。
「重い」サラダの代わりにキュウリ・サラダを食べると、1週間後には結果がでる。また、体重を落とす日にキュウリを食べても良い。1日に約1.5キロのキュウリ(好みでハーブを入れても良い)だけを食べると、1キロ落とせる。
ロシア料理クヴァシェナヤ・カプスタ(発酵キャベツ)は、スラヴ料理の中で最も低カロリーな料理の一つで、100グラムわずか19キロカロリー。新鮮なキャベツには、炭水化物の脂肪への変換を阻止する酸が豊富。甘いものを食べ過ぎたら、ルーシ(ロシアの古称)の低カロリー食にしたがい、キャベツの葉を食べよう。
キャベツ・ダイエットをすると、1週間で5キロほどやせる。空腹になったら、いつでもキャベツの葉を食べることができる。朝食と昼食には、キャベツ、ニンジン、リンゴのサラダを食べて、寝る前に低脂肪ケフィルを飲むことも必要。
朝食の前にエゾイチゴ(ラズベリー)をカップ1杯分食べても、脂肪は増えない。エゾイチゴのジャムなら、話は別だが。エゾイチゴは食事の基礎にはならないが、食事の30分前に食べると、炭水化物の早い吸収を阻止する。そしてとてもおいしい。
寒いロシアでは、冬に風邪を引かないことがとても重要。そのため、ロシア人は16世紀初めから、西洋ワサビの根をすって調味料として使うようになった。西洋ワサビはロシアの国民的料理である魚にぴったりな調味料であることもわかった。余分な脂肪を燃やし、体重を減らすのに役立つため、現代人は西洋ワサビを摂取する。ただ、ダイエット食の調味料として使うだけである。
ロシア料理にリンゴは欠かせない。老若男女が大好きなリンゴは、痩せるのに役立つ。また、甘い食べ物の代わりとして食べることもできる。体重を落とす日にリンゴだけを食べると、1日で1キロ落とすことができる。リンゴを1日に1.5キロ以上食べないこと。
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