この春モスクワ市内に、牛丼チェーン大手松屋フーズホールディングスの「松屋」一号店がオープンする。オープンに先立ち、今週、関係者や報道陣を対象に店舗が公開され、ロシア人スタッフによる試食会も行われた。
松屋フーズ側が報道陣に語ったところによると、「ロシアにおける日本食人気を背景に、この地での積極的な拡大を目指している」とのこと。2024年までの5年間にモスクワ市内を中心に約30店舗の展開を目指す。使用する食材は現地調達をメインにし、日本と同程度の価格帯を目指しているという。
松屋フーズホールディングスは、他にも米国ニューヨークや、中国上海、台湾にもグループ店舗を展開している。牛丼チェーンのロシア進出は初めて。モスクワには日本食人気を背景に、うどんチェーンの丸亀製麺が進出しているも、まだまだ日系外食チェーンの進出は少ないのが現状だ。
1号店は早くて4月にオープン予定。牛丼以外にも、カツカレーやラーメンなども提供される。日本では、食べ盛りの大学生や、働く男性の強い味方である牛丼チェーンが、ロシアでどのように受け入れられていくのか、楽しみだ。
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