シベリアのためのスマートウォッチ:ロシアではどのウェアラブル端末が人気があるのか?

ビジネス
アルセニー・カラシニコフ
 プーチン大統領の署名入りの金メッキされたアップルウォッチは、その値段が3,000ドル以上してもロシアの富裕層の間で人気があることは知られているが、最新の販売動向によると、一般のロシア人はより安い中国製を選んでいる。

 ロシアの広告代理店ユーラ(Yula)によると、ロシアで最も売れているスマートウォッチやその他の端末は、中国の電子機器メーカー、小米のMiブランドのものである。2018年の第二四半期にはこの会社のスマートウォッチとフィットネストラッカー製品のロシアでのマーケットシェアは36.5%であった。

 アップルは2位、サムスンは14%で第3位である。しかし、ユーラによるとファーウェイが近年勢いをつけており、今年の第一四半期と比較すると、この中国の人気ブランドは「スマートウォッチとフィットネスブレスレット」のカテゴリーで大きく躍進し、マーケットシェアを3.5%から6%に伸ばしている。

 アスースのウェアラブル端末も売り上げを38%伸ばしている。ポーラーも同様に17%伸ばした。

 ユーラによれば「しかし、アルカテル、ペブル、ジョウボーンはそれぞれ41%、34%、33%販売を落としている。

 ロシア人にとって、価格が安いことが最重要ではない。消費者は価格が高い製品も選ぶ。

 2018年第二四半期におけるフィットネスブレスレットとスマートウォッチの平均購入価格は4,300ルーブル(およそ7,600円)で3か月前より6%増加している。

 スマートウォッチとフィットネストラッカーはモスクワ、サンクトペテルブルク、ノヴォシビルスク(シベリアの首都)で多くが売れている。これらの都市で全体の27%が2018年の第二四半期には売れた。