エフゲニア・メドベージェワが、京都で舞妓の格好をした。着物を着て、かつらをかぶり、伝統的な化粧をした画像を、自身の画像投稿サイト「インスタグラム」に掲載した。=
instagram.com/jmedvedevaj実際、日本ではどこに行っても、「あ、メドヴェージェワだ!」とすぐに分かります。でも、だからといって、無理やり引き止められるなんてことはありません。逆に、日本の人たちは何でも物分かりよくて、プライベートな空間を尊重してくれます。日本のフィギュアスケート人気は、ロシアよりずっとすごいです。ほとんど誰もが見ていて、大きな大会は見逃しません。どの選手たちのこともよく知っているんです。ロシアではそんなことはありませんが、でも、最近はずっと状況がよくなってきましたね。フィギュアスケートに興味をもつ人がどんどん増えてきて、子供にやらせる親も増えています。
好むと好まざるにかかわらず、休み中もトレーニングはやらざるを得ませんでした。何しろ、責任あるシーズンが控えていますから、よい状態を保つことが必須です。毎日スポーツジムに通い、2時間ほど汗をかいていました。でも、そんなに辛かったとはいえませんけど。休暇中のこうしたトレーニングは、私はまあ当然だと思っていますから。
休み中に中国と日本に行きました。「日いづる国」では東京、京都、大阪を訪れました。各地の古いお寺や神社を見学しました。いちばん気に入ったのはやはり首都の東京です。巨大なメガポリスのようですが、人々はとても落ち着いていて、礼儀正しいです。モスクワだと、例えば、人に道を聞いた場合、せいぜい慌ただしく説明してくれるくらいですが、日本だととても詳しく教えてくれて、ほとんど手を引いて連れて行ってくれそうです。こんな対応はほんとうに嬉しくなります。
宇野昌磨、エフゲニア・メドベージェワ、羽生結弦 、2017年世界フィギュアスケート国別対抗戦=ウラジーミル・ペスニャ/ロシア通信
正直、とても気に入りました。これまでこういうイベントに参加したことはありませんが、面白かったし、とても楽しかったです。「セーラームーン」は、まったくの思いつきだったんです。私が日本のアニメに熱中していて、とくにこのキャラクターが大好きだと、多くの人が知っていたんですね。それで、じゃあセーラームーンの格好で出てもいいじゃないか、と私たちは決めました。観客はもちろんすごく喜んでくれました。
ぜんぶで3ラウンドあって、踊り以外にエアホッケーもやり、片足で立ってバランスをとらなければなりませんでした。結果は、幸い、私たちのチームが勝つことができました。
日本語の勉強を本格的に没頭してやっているなんて言えません。でも、日本語にはとても興味があるし、日本のファンとの交流では何かのフレーズを挟んで驚かせることはできます。もっとも、ファンは私と日本語で話そうとはしませんけど。日本語の勉強がすごく難しいのは承知しています。いちばん難しいのはひらがなをぜんぶ覚えることですね。
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