アレクサンドル・カレリン生まれる

写真提供:A.Savin

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1967年の今日、9月19日に、グレコローマンレスリング選手のアレクサンドル・カレリンが、東シベリアのノヴォシビルスクに生まれた。

 カレリンは身長191センチ、体重130キロ。1987年から2000年まで、実に13年間にわたり、無敗を誇った。そのなかには、五輪3連覇(ソウル、バルセロナ、アトランタ)、世界選手権優勝9回、欧州選手権12連覇が含まれる。

 2000年のシドニー五輪では、4連覇をかけて、米国のルーロン・ガードナーと対戦したが、0-1の僅差で敗れ(ルーロンの唯一のポイントは反則)、銀メダルに終わった。この13年間で唯一の敗戦のあと、カレリンは選手生活に終止符を打った。

 ロシア連邦英雄の称号を授与されている。下院議員を一期務めた。

 

「サラブレッドのような筋肉」 

 カレリンがレスリングを始めたのは13歳のときで、当時すでに身長178センチ、体重78キロに達していた。以来、一貫して、名コーチ、ヴィクトル・クズネツォフの指導を受けてきた。

 その身体能力はまさに超人的であり、背筋力は400キロに達し、身のこなしは中、軽量級だった。彼の得意技に、相手を後方に反り投げる「カレリンズ・リフト」があるが、カレリン以前には、130キロ級でこの大技が可能とは考えられていなかった。

 長いキャリアのなかにはピンチもあり、1993年の世界選手権では試合中に肋骨を骨折し、96年の欧州選手権では、やはり試合中に大胸筋を断裂したが、それでも優勝した。

 1999年に前田日明は、カレリンと自身の引退試合で対戦したが、前田によると、カレリンの全身の厚く柔らかい筋肉は、サラブレッドを思わせたという。

 前田は、カレリンのカレリンズ・リフトで敗れてしまった。