ダーシ・ナムダコフの手による信じがたいブリャートの人形(写真特集)

国立東洋美術館
 有名な画家で彫刻家のダーシ・ナムダコフは、東洋的な魅力を持つおとぎ話の中の登場人物の作品シリーズを製作した。

 ザバイカル地方の遠く離れたブリャートの村で生まれた彫刻家のダーシ・ナムダコフは、跡継ぎの職人から、世界中の美術館で展示される画家への長い道のりを歩んだ。

 ロシア・ビヨンドではナムダコフのその道のりについてお伝えした 。彼の独特なスタイルは、それが巨大なランドアートであろうと、彫刻であろうと、グラフィックであろうと誰のものとも見紛えることはない。ナムダコフによる神秘的な宇宙の創造物は、繊細な顔と東洋的な衣装とブリャートの色彩が大きな特徴となっている。

 ナムダコフは自身の作品の中で、人と自然との繋がり、そしてブリャートの物語や先祖の伝説などを表現している。2016年、ダーシは初めてブリャートの伝統の人形の製作を行った。その人形製作は仏教の儀式と関係がある。たとえばそれは聖なる動物、神、母なる神の偶像などである。また昔から職人たちは人形の形をしたお守りを作った。

 ブリャート語で、「ウリゲル」とは「物語」を意味する。ダーシ・ナムダコフのデッサンを基に作られたオリジナルのシリーズは「ウリゲル」と名付けられている。ではそのシリーズの作品からいくつかをご紹介しよう。

展覧会「ウリゲル:おとぎ話と夢」は国立東洋美術館で2022年1月23日まで開催されている。

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