もっとも高額の予算を使って、ロシアの同名の漫画を下敷きに制作された2021年ロシア映画の一つ。ストーリーは、サンクトペテルブルクを舞台に展開されるが、どこかゴッサム・シティを思わせる。
刑事イーゴリ・グロムは、犯罪者も恐れる、はっきりした性格を持つ理想的な刑事。ある日、刑事グロムの前に困難な問題が立ちはだかる。それは、疫病ドクターのマスクをつけ、人を殺し、金や影響力を使って罪を受けずにいる犯罪者を捕まえるというものであった。この疫病ドクターに立ち向かえるのはグロムだけである。
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シルバー・スケートは、Netflixオリジナルのブランドで作られた初のロシア制作ドラマ。季節を問わず楽しめる新年の歴史メロドラマ。
主人公のマトヴェイは、1899年版のウーバーイーツのようなもののデリバリーをしており、貴族の家にピローグを配達している。マトヴェイが使っているのは、電動キックボードではなく、点灯夫だった父親から譲り受けた銀のスケート靴。マトヴェイは金箔が施された円柱のついた高級菓子店から出てくると、うまく馬車に捕まり、そこからネヴァ川へと飛び移り、客の元へと急ぐ。この瞬間から、視聴者は冬のサンクトペテルブルクの美しい世界へとすっかり入り込んでいく。ネヴァ川の氷の上にはクリスマスの市が立ち、橋はモールで飾られ、周りのあちこちには素晴らしい歴史的な建物、教会、聖堂が並ぶ。どのシーンにも、本物のガチンスキー宮殿、ムラーモルヌィ宮殿、シェレメチェフスキー宮殿の建物やインテリアが映し出され、そのロシア風の「ディズニー」の世界に浸るため、永遠見続けたくなるほどである。
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物語の舞台は1983年。2人のソ連の宇宙飛行士が地球に帰還するのだが、そのとき誰かが宇宙船のドアを叩く。飛行士の1人は地球に到着したときにはすでに息絶え、もう1人の飛行士は鉄条網が張り巡らされたステップ地帯の基地に降り立つ。生き残った宇宙飛行士の診断を行なっている医師のタチヤナは、飛行士の体内に異星人が住みつき、共生していることを確信する。軍関係者らはこの生物を武器として利用しようと考えるが、タチヤナは飛行士を拉致し、異星人を取り出そうとする。しかしその計画はあまりにも危険なものであった・・・。
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死をもたらす未知のウイルスがモスクワ市民を襲い、人々をゾンビに変えていく。死の危険から身を守るため、主人公たちは避難所がある湖へと逃避する。しかし、湖に向かうのは簡単なことではなかった。恐ろしい略奪者たちや通りの混とん状態、街をパトロールする軍人たちに打ち克たなければならない。このストーリーと並行して、主人公たちのドラマが繰り広げられる。主人公のセルゲイは新たな妻と、子どもを理由に自身を操作しようとする元妻を救わなければならない。
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作品のヒロインである小さな町の才能溢れるバレリーナ、ユリヤ・オリシャンスカヤは元バレエダンサーと知り合う。ダンサーは、ユリヤに将来、国を代表する主要なステージに立つバレリーナになれると予言するが、その大きな夢を叶えるためには、ユリヤはわがままな教師が指導するバレエスクールに入らなければならない。そこでユリヤはきらびやかなバレエの世界の裏には、クラスメイトの妬み、苦しいトレーニングなど、果てしない試練があることを知る。
神秘的な冒険物語はゴーゴリが偉大な作家になる前の姿を紹介するものである。主人公は書記官で、突然の発作に苦しんでいる。発作が起きると異世界の人間を目にするのである。書記官は自分が目にしたものを書きとめようとするが、メモは必ず燃されてしまう。主人公の人生は、極秘の犯罪を捜査するためゴーゴリを連れて田舎へと向かうグロ将校との出会いによって変わって行く。
「魔界探偵ゴーゴリ-暗黒の騎士と生贄の美女たち」は、ゴーゴリの冒険を描くシリーズの第1作。同シリーズの別の作品「魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚」と「魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い」もAmazonプライムで視聴できる。
ある朝、モスクワのチェルタノヴォ地区の住民は上空にUFOを見つける。UFOは住宅の上に落下し、特務機関が地区を封鎖する。住民のほとんどは避難するが、一部の若者たちは地区に残り、異星人とコンタクトを取り、彼らに対抗し地球を救おうと試みる。
映画批評家のアンドレイ・ドーリン氏は、「アトラクション 制圧」は、「ヤング・アダルト」部門初のロシア映画で、「トワイライト」、「ハンガー・ゲーム」に匹敵する作品だと指摘している。作品はこのようなジャンルが好きだという人々にとっても、特殊効果をふんだんに使ったロシアの現実を見てみたい人にも興味深い。
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作品は1979年のソ連映画「The Crew」(栗原小巻も出演)のリメイクではないとされているが、ストーリーはもちろん類似したところがある。才能ある航空兵のアレクセイ・グーシンは上司との間で問題を起こし、民間航空に移る。新たな同僚となったのは、厳格な司令官のレオニード・ジンチェンコと近づきがたい美女のアレクサンドラである。3人の人間関係は複雑であったが、クルーらは3人一緒でなければ数百人の命を救うという偉業を成し遂げることができないのであった。主役を演じているのは現代ロシア映画のスター、ダニラ・コズロフスキー。
この映画は人類初の宇宙飛行士、ユーリー・ガガーリンの偉業を芸術的に解釈しようとして最初の作品。ストーリーは宇宙飛行士たちの激しい争いと、ロケット技術分野での米ソの対立を背景に展開される。世界を変える宇宙飛行を成し遂げた困難な出来事について語っている。
アニメの主人公はじっとしていられないマーシャと、彼女を救ってくれるかつてのサーカス芸人のクマ。「マーシャとクマ」はロシアでもっとも人気のアニメの一つで、YouTubeのチャンネルにはおよそ3,600万人がフォローしている。あるエピソードはYouTubeで34億回再生され、もっとも閲覧されたアニメ動画としてギネスブックにも登録されている。
「マーシャのちょっと怖いお話」で、マーシャは暗闇、病院、新しい学校など、子どもが怖がるものについての話をする。そして毎回最後には、それらの恐怖はけして怖いものではないことがわかり、マーシャはなぜ怖がる必要がないのかを説明する。
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