ロシア極東の魔法のようなかけらの数々(写真特集)

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ロシア・ビヨンド
 高価なカメラがなくてもプロになれる。ウラジオストクで最も才能ある写真家たちはそうは思っていない。その理由は?

 「わたしは携帯で写真を撮っている。小さいし、芸術的だし、さっと撮れる」。パーヴェル・ネムティンは言う。初めはキヤノンのプロ用カメラを使っていたのだが、今は特別な準備をせずに済むので一瞬のシャッターチャンスを逃すことはないという。

 パーヴェルの作品は、ザーリャ現代美術センターで現在開かれている大規模な回顧展―「Far Focus. ウラジオストクの写真家たち」の一角に展示されている。

 学芸員のアンナ・ペトロワさんは、実際には携帯で良い写真を撮るためには、自分のパレットやアングルを考えなくてはならず、その技術はより複雑になっていると指摘する。しかし、パーヴェルはそれをうまく使いこなして、複数のインスタグラムのアカウントに投稿している。しかもそれぞれのアカウントで異なったスタイルの写真を紹介している。彼は常に物事の細やかな描写に焦点を当てている。

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