ロシアの演劇年に合わせた演劇オリンピックが史上初めてロシアと日本の2カ国で同時開催される。オリンピックでは交流プログラムも用意され、日本ではロシアの現代演劇の、またロシアでは日本の現代演劇の一部が紹介される。ロシア文化省がサイト上で明らかにした。
日本では8月23日から9月23日にかけて、富山県利賀村にある演劇センターを中心に開催されることになっており、演劇センターではアレクサンドリンスキー劇場の「今日、2016年―」と「12」の2作品が上演される。またトゥワ共和国のアンサンブル「アラーシ」のコンサートも予定されている。「今日、2016―」はキリル・フォーキンのSF小説「炎」を下敷きに、アレクサンドリンスキー劇場の芸術監督ワレリー・フォーキンが演出した作品で、8月24日と26日に上演が予定されている。また25日、26日の両日には、アンサンブル「アラーシ」がトゥワの伝統的な喉歌であるホーメイのコンサートを行う。
さらに9月8日、9日にはロシアプログラムの締めくくりとして、ロシアの若手演出家アントン・オコネシニコフの「12」が上演される。
一方、ロシアのメイン会場となるのはサンクトペテルブルクのアレクサンドリンスキー劇場で、世界15カ国の30を超える作品が上演されることになっている。日本からは利賀村の劇団SCOTが鈴木忠志演出の「CULTURE IS THE BODY」を披露する。また日本とロシアの演劇オリンピックの枠内で、6月11日、極東連邦大学で文化交流プログラムが予定されている。
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