ロシアで、なん日にもわたる新年のお祝いが行われたのはつい昨日のことのようだが、再びベルトを緩めて、1週間パンケーキを食べ続けるマースレニツァがやってきた。
モスクワでは新年の飾り付けを片付ける間もなくマースレニツァの飾り付けが始まる。
―町のあちこちに飾られていた大きなクリスマスツリーのオーナメントがはずされ、今度は太陽を模ったマークを代表とする伝統的なスラヴのシンボルが誇り高く飾られている。
マースレニツァのお祝いは1週間続くもので、このお祝いとともに人々は冬に別れを告げる。
子供たちは、様々なトッピングを乗せたパンケーキを大量に食べることが許されるので、このお祭りが大好きだ。もちろんも大人たちもパンケーキが大好きである。
春の訪れを喜び、パンケーキだけでなく肉をたくさん食べ、パーティを繰り広げるのがこのお祝いの皆の楽しみだ。
民俗的なお祭り、雪合戦、馬ぞり(主に郊外で)などが行われ、美しく着飾るのも楽しみの一つである。
パンケーキはスラヴの宗教的伝統の太陽を表わしている。マースレニツァは大斎が始まる前の週に祝われ、正教会の人々が卵、牛乳、チーズなどの乳製品を食べる最後の機会である。
日曜日には巨大なわら人形を燃やすことでお祭りは最高潮に達する。月曜にはお祭りがまるで幻影であったように幕を下ろし、復活祭まで40日にも及ぶ大斎が始まるのである。
ロシア人がどのようにマースレニツァを祝い、その週の各々の日が伝統的にどのような意味を持つかもっと知りたい方はこちらから。また伝統的なブリヌィを焼くのを忘れずに(バーブシカのスペシャルレシピはこちらから)。