世界43ヵ国の209人の批評家が、見るべき映画のリストを更新。トップは黒澤明監督の「七人の侍」だが、ソ連の素晴らしい映画もいくつかリストに入っている。
リストの20位に入ったこの映画は間違いなくタルコフスキーの代表的な作品である。
死の淵にいる詩人アレクセイの忘れることの出来ない自身の体験が、断片的な記憶によって幻想的に、ソ連時代の言葉の達人と位置付けられたタルコフスキーの父親である詩人アルセーニーの詩を織り込みながら綴られる。
この象徴的なソ連映画は、ロシア第一革命の20周年を記念して1925年初頭に制作された。黒海艦隊の水兵たちが、ウジの湧いた食事を出されたのをきっかけに指揮官に反抗する。
15世紀のイコン画家であるルブリョフの人生の瞬間を切り取った8つのエピソードから成り立っている。
タルコフスキー作品。ストルガツキー兄弟の小説、「路傍のピクニック」を下敷きに作られたファンタジー映画。架空の世界で、主人公―ストーカーーが、死の「ゾーン」を巡るツアーに人々を案内し、金を得る。
惑星ソラリスを探索中の宇宙ステーションで起こるミステリアスな出来事を調査するためステーションに派遣された心理学者の物語。ステーションに到着した彼は、死んだはずの妻に出逢い、彼女を殺そうとするが、恐ろしいSF映画でよくあるように、彼女はなんど殺しても生き返ってくるのだった・・・。
ナチスによる殺戮を目撃した明るいティーンエージャーが白髪の男に変貌していくという第二次世界大戦時の悲劇的物語。この映画の監督であるクリモフは、映画の主人公同様、戦争の恐ろしさを体験した。彼が実際に見たのは、自分が育った場所で起こったスターリングラード攻防戦であった。
このサイレント(無声)ドキュメンタリーは、映画芸術の一つの宣言である。数多くの撮影技術:ストップモーション、ジャンプカット、ダッチアングル、ラックフォーカスなどを駆使して作られている。ソ連のある町の一日の出来事を目まぐるしく映し出した一作。
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