かつて見たことのないモダンライフ

 モスクワ出身のイラストレーター、アントン・グディムさんは現代の日常生活の本当の馬鹿らしさを描いている。ティンダー、フェイスブック、旅の写真、そしてつまらない仕事勤め・・・、それらすべてが逆説的なものになる。あなた自身の世界を揺さぶる覚悟があるなら、そこに飛び込んでみてはどうだろう。

 アントンさんは自己顕示欲の強い人間ではない。彼は公の場で話したり、自身の作品についてコメントしたりすることはほとんどない。数少ないインタビューのひとつで、彼は「自分自身のイメージを世間に対して広めるより、作品作りに自分の時間を使いたい」と語っている。しかしそういう彼のイメージは彼の作品に表れている。アントンさんは自分自身で決めたある制約の中で作業している。たとえばテキストはほとんど使わない、そしてコミックは描かないなどである。

 アントンさんは専門的なトレーニングを受けたことがない。彼自身、自分自身の能力は技術的なものにすぎず、まったく芸術性のあるものではないと述べている。しかも絵を描くことは彼の主要な収入源ではない。そう、彼の作品は本質的で純粋な意味でのデジタル芸術なのである。

 最近、彼の描く絵がウェブ上で大きな人気を呼び、アントンさんは自分の作品から著作権マークが消されていたり、書き換えられていたり、別の作者のものとして発表されているのをよく目にするという。アントンさんはこのことでイライラしているというが、これも彼の人気が急速に広まっているという証である。

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