ロマノフ家の写真という趣味

UNDATED: Children of Tsar Nicholas II. The series of the unique pictures were taken by the Tsar Nicholas II himself or people close to the royal family. They were realized in 1915-1916, the most terrible years of World War I. Nicholas II was an insatiable photographer. He took special care of pictures, filed them with care in numerous albums. He passed down his love for photography to Maria, his third daughter, who is responsible for colouring most of the pictures.

UNDATED: Children of Tsar Nicholas II. The series of the unique pictures were taken by the Tsar Nicholas II himself or people close to the royal family. They were realized in 1915-1916, the most terrible years of World War I. Nicholas II was an insatiable photographer. He took special care of pictures, filed them with care in numerous albums. He passed down his love for photography to Maria, his third daughter, who is responsible for colouring most of the pictures.

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 1900年代に入り、世界的な写真革命が起こった。ロシアの皇族も、このトレンドの影響を受けた。1915~1916年の一連の写真は、ロマノフ家と近しい人々の日常生活や性格を示している。

皇帝ニコライ2世=Getty Images皇帝ニコライ2世=Getty Images

 ヨーロッパやアメリカで20世紀初頭に人気の高かった写真に、ロシアの皇族も関心を持っていた。写真機の進歩で、入手しやすくなり、ロシア皇帝も撮影を好むようになっていった。

皇帝ニコライ2世の子ども=Getty Images皇帝ニコライ2世の子ども=Getty Images

 ロマノフ家は当時の最高の写真機、アメリカ製のコダックを持っていた。そしてまわりの人を写真に撮り、集団写真でポーズをとっていた。

一見怖い写真。ニコライ2世の末娘のアナスタシアは楽しいことが大好き。人工の歯をつけて、カメラの前でおどける。=Getty Images一見怖い写真。ニコライ2世の末娘のアナスタシアは楽しいことが大好き。人工の歯をつけて、カメラの前でおどける。=Getty Images

 アレクサンドラ皇后も大の写真好きだった。イギリスから写真機を購入し、プロの撮影にお金を支払った。これはロマノフ家の支出の多くを占めた。

皇帝ニコライ2世の子ども。左から、マリア(1899年生まれ)、オリガ(1895年生まれ)、アレクセイ(1904年生まれ)、名前不詳の女性、タチアナ(1897年生まれ)=Getty Images皇帝ニコライ2世の子ども。左から、マリア(1899年生まれ)、オリガ(1895年生まれ)、アレクセイ(1904年生まれ)、名前不詳の女性、タチアナ(1897年生まれ)=Getty Images

 写真はロマノフ家全員の趣味になり、首都サンクトペテルブルク郊外の皇家屋敷ツァルスコエ・セロには、現像所・写真館が設けられた。

オリガ、自分の寝室にて=Getty Imagesオリガ、自分の寝室にて=Getty Images

 毎年2000枚ほどの写真が現像所・写真館でできていた。

1915年、オリガ、タチアナ、アレクセイ、ニコライ2世、名前不詳の男性が、ペテルゴフの南20キロにあるロマノフ家お気に入りの漁猟の静養場所ロプシャにて=Getty Images1915年、オリガ、タチアナ、アレクセイ、ニコライ2世、名前不詳の男性が、ペテルゴフの南20キロにあるロマノフ家お気に入りの漁猟の静養場所ロプシャにて=Getty Images

 ニコライ2世は特注品のコダック・カメラも持っていた。これはパノラマ撮影もできた。

皇帝ニコライ2世の娘。マリア、オリガ、タチアナ=Getty Images皇帝ニコライ2世の娘。マリア、オリガ、タチアナ=Getty Images

 ロマノフ家とその友だちが撮影した写真は後に、日常生活、外見、性格を示す「写真日記」のようなものに変わった。

名前不詳の女性とオリガ=Getty Images名前不詳の女性とオリガ=Getty Images

 公開されたニコライ2世の日記によれば、一家はアルバムづくりに何夜も費やしていた。

ニコライ2世と息子で後継者のアレクセイ=Getty Imagesニコライ2世と息子で後継者のアレクセイ=Getty Images

 ニコライ2世と娘は写真をアルバムにまとめ、正しい撮影日と撮影場所を記入していた。

皇帝ニコライ2世の家族=Getty Images皇帝ニコライ2世の家族=Getty Images

 マリアとアナスタシアは、アルバムを花で飾り、写真に水彩絵の具で色付けしていた。

タチアナと名前不詳の男性=Getty Imagesタチアナと名前不詳の男性=Getty Images

 皇帝お気に入りの写真撮影という娯楽は、皇帝と人々をむすびつけ、性格を示すものとなった。

アナスタシアとマリアが、第一次世界大戦の際、病院で兵士を慰問=Getty Imagesアナスタシアとマリアが、第一次世界大戦の際、病院で兵士を慰問=Getty Images

 皇族のアルバムには、皇帝の子ども、妻、ごく近しい人々の写真がある。

皇族=Getty Images皇族=Getty Images

 公式な集いや式典をあまり見せない。

皇帝ニコライ2世と娘。マリア、アナスタシア、オリガ、タチアナ=Getty Images皇帝ニコライ2世と娘。マリア、アナスタシア、オリガ、タチアナ=Getty Images

 皇帝のカメラは、平凡な仲睦まじき家族の日常の楽しい瞬間のみをとらえていた。

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