ソルジェニーツィンの記念碑と博物館設置へ

アレクサンドル・ソルジェニーツィン、1974年=

アレクサンドル・ソルジェニーツィン、1974年=

AP通信
 2018年にロシアでは、ノーベル文学賞を受賞した作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンの生誕100年を祝う。その「ソルジェニーツィン年」の主な行事の一つは、モスクワ市内に記念碑を設置することで、また市の目抜き通りであるトヴェルスカヤ通りに博物館を兼ねたアパートがオープンする可能性もある。7月5日、記念行事の組織委員会の会議で伝えられた。

追放前に住んでいたアパート

 「アレクサンドルはモスクワに居住登録されたことはなかったけれど――首都に住むのを禁じられていたので」と説明するのは、作家の未亡人のナターリア・ソルジェニーツィナさん。「追放される前にトヴェルスカヤ通りに住んでいたことがあり、そこで息子たちも生まれた。このアパートが、記念になるようなものが残っている唯一の場所だから、当然ここが記念館になるべきだと思う」

 『収容所群島』や『イワン・デニーソヴィチの一日』で知られる、この作家の記念碑は、彼の名を冠した通り(都心のアレクサンドル・ソルジェニーツィン通り)の11番地と13番地の間の小公園に置かれる。

 

欧州各都市で展示会も

 このほか、ナターリアさんによると、作家の原稿、草稿の展示会の準備が行われており、ロンドン、ベルリン、パリなどで開催される。また、アメリカのバーモント州キャベンディッシュにも記念館が開館するかもしれないという。

 「私たちが追放後に住んでいたバーモント州キャベンディッシュで、何人かの有志が、空き家になっている教会のひとつに記念館を設けようとしている。良い考えだと思うけど、計画は何年も長引く恐れがある。貧しい州で、この街にはたった1300人しか住んでいないのだから」。ナターリアさんはこう述べた。