2月17日~23日の文化行事

展覧会「わが歴史:ロマノフ家」=セルゲイ・ククシン撮影/ロシースカヤ・ガゼタ紙

展覧会「わが歴史:ロマノフ家」=セルゲイ・ククシン撮影/ロシースカヤ・ガゼタ紙

モスクワの写真祭、最新技術が駆使されたロマノフ王朝展、フランスのシュールレアリスム、ロシアのアヴァンギャルド、アメリカのジャズなどが盛りだくさん!

2月17日(月)

 サンクトペテルブルク市の「レンエクスポ(Lenexpo)」で、ロマノフ王家400周年記念展「正教ルーシ ロマノフ 私の歴史(Pravoslavnaya Rus'. Romanovy. Moya Istoriya)」が行われる。モスクワで昨年末に行われたこの展示会は、大成功を収めた。ロシアの独特な歴史と豊富なマルチメディア資料。最新技術がひきたてる伝統。ロマノフ家が数世紀統治したロシア帝国の都サンクトペテルブルクに、偉大な歴史がよみがえる。3Dインスタレーション、アニメ・コラージュ、センサー・テーブルに映しだされる400年のロシア史は見ごたえ抜群。また、特大プラズマ画面でのフィルム上映もある。

 

2月18日(火)

「シュールレアリスムとリーヴル・ダルティスト(Surrealizm I Livre d’artiste)」=Press photo撮影

 モスクワ市の「プーシキン美術館」個人コレクションの部で、「シュールレアリスムとリーヴル・ダルティスト(Surrealizm I Livre d’artiste)」が行われる。サルバドール・ダリ、パブロ・ピカソ、ホアン・ミロ、ジョルジョ・デ・キリコ、マックス・エルンストなどのリトグラフが12ホールに展示される。リーヴル・ダルティスト(芸術家の本)のジャンルをつくったのは、美術商のアンブロワーズ・ヴォラール。本の製作にはコストがかかったが、発行部数は限定的。展示品には、ピカソの反軍シリーズ「フランコの夢と嘘」、エルンストのフロタージュとコラージュ、アルフレッド・ジャリの戯曲「ユビュ王」のミロとロベルト・マッタのイラストなどの、貴重な作品がある。

 

2月19日(水)

 モスクワ市で行われる国際写真祭「フォトビエンナーレ2014(Fotobiennale 2014)」の一環として、「マルチメディア・アート美術館(Mul'timedia Art Muzei)」で複数の企画展が開幕する。祭の開催期間は5月25日まで。「他のロンドン(Drugoi London)」展では、世界の写真家が撮影したロンドンの生活を見ることができる。これらはテート美術館のコレクション。外国人から見たイギリスの首都の姿とは、どのようなものだろうか。目玉は20世紀の写真家アンリ・カルティエブレッソンの作品。

 

2月21日(金)

グレン・ミラー・オーケストラ - In The Mood=ビデオ提供:YouTube

 モスクワ市の「国際音楽堂(Mejdunarodnyi Dom Muzyki)」で、グレン・ミラー・オーケストラが演奏を行う。ミラー自身は「ムーンライト・セレナーデ」で世界的な名声を得た後、1944年に謎の死を遂げた。オーケストラは現在でも活動を続けており、世界に3楽団ある。どの楽団も1940年代のアメリカのジャズをそのままの形で伝えている。1990年から活動しているヨーロッパのオーケストラを率いているのは、ウィル・サルデン。ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、イタリアの一流のジャズ・ミュージシャンが、ミラーの遺産の継承者として、世界で公演を行っている。今回モスクワで、その音色を奏でる。シナトラ、プレスリー、アームストロング、フィッツジェラルド、そしてミラーの作品が演目となっている。

 モスクワ市の「ペトロフカの現代美術館(Muzei Sovremennogo Iskusstva Na Petrovke)」で、主題展覧会「サーカス芸(Igra V Tsirk)」が行われる。展示されるのは、さまざまな流派や様式の芸術家の作品。文字通り、サーカスが主題。国内の美術館から、ロシア・アヴァンギャルドの絵画が一堂に集められている。マルク・シャガール、アレクサンドル・ロドチェンコ、アレクサンドラ・エクステル、コンスタンチン・バトィンコフ、オレグ・クリク、セルゲイ・ブラトコフなど、クラシックからモダンまでの、一流画家の作品を見ることができる。展示室はサーカス風に装飾されているため、雰囲気にひたることができる。