写真提供:wikipedia.org
超音速輸送機ツポレフ Tu-144(ツポレフ144)は、ソ連のツポレフ設計局で設計、製造され、そのコンコルドそっくりの外観から、その“コピー”の意味も込めて、コンコルドスキーというあだ名をつけられた。
とはいえ、初飛行は、こっちの方がライバルよりも早かった。開発開始は1963年、試作機の初飛行は1968年12月31日である。設計に際しては、戦闘機のミグ21がベースとなった。
ツポレフ144は、いわゆるカタログ性能面では、ライバルのコンコルドを全面的に上回っていたものの、2度墜落事故を起している。そのうちの一つが、1973年のパリ航空ショーでの事故だ。
事故原因に関する説
パリ航空ショーでの墜落事故については、いつかの説がある。
事故の映像では、胴体が過重な負荷のために2箇所で壊れるようすが確認できる。
ツポレフ144の運航は、早くも1978年には中止されてしまう。その主な原因は、あのコンコルドをも下回る燃費の悪さで、改造を試みたが、結局、解決できなかった。
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