ガリーナの母親もバレリーナで、帝室バレエ(現マリインスキー・バレエ)に所属していた。ガリーナは、この母親と、ワガノワ・メソッドを編み出した名教師アグリッピナ・ワガノワについて、バレエを学んだ。
1928年、レニングラード舞踊学校を卒業し、国立オペラ・バレエ劇場(現マリインスキー)の専属となる。とくに、「白鳥の湖」の主役オデットの踊りは空前と称えられた。1944年には、スターリンみずから、彼女をモスクワのボリショイ劇場に移籍させた。
「ジゼル」、「ロミオとジュリエット」などの踊りはとくに名高い。56年に初めて海外公演(ロンドン)を許されて、ジゼルとジュリエットを踊り、アンナ・パヴロワ以来といわれる圧倒的な成功を収めた。
50歳で舞台から引退し、その後は後進の指導にあたった。最晩年までハイヒールを履いていたという。
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