日露間でビザの取得が無料になる =PhotoXPress撮影
「今年1月に署名が行われた、日露ビザ発給簡易化協定の批准法案によって、国際交流に積極的に関わっている市民の入国や滞在が非常に簡単になる。このような市民に該当するのは、ビジネス団体の代表、国際的な科学、文化、スポーツなどの行事の参加者、ジャーナリスト、姉妹都市の交流参加者だ」。
この協定でもっとも重要な条項は、3年までの数次入国査証を簡易な手続きで受け取れる点だ。
「入国管理局を通さず、直接的な招待状にもとづいてビザを発給する手順も定められているため、手続きの時間が数分の1に短縮される。現地事務所、子会社、外国法人の勤務者が、継続滞在が可能な3年の数次入国査証を受け取れるという条項もある。ビザは、国内に滞在する全期間に対して発給される」。
緊急事態には72時間ビザなし渡航も
デニソフ第一外務次官はさらに、入国書類の受け取りは、市民権のある国に限られないと述べた。
「他にも簡易化された点はたくさんある。ビザ申請査収期間が短くなり、スピード申請の場合を除いて、ビザ発給がほぼ無料になる。公式代表団のメンバー、また体の不自由な人、病気の人、親戚の訪問、葬儀などの人道的理由で渡航する人などは、急ぎの申請でも料金は徴収されない」。
また、緊急事態が発生した場合、日露両国の市民が72時間までビザなしで渡航できる条項が定められていることも伝えた。
「協定批准法案は、規定の手順ですべての関係機関によって合意されており、連邦予算の追加的支出を求めるものではない」。
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