マグニツキー法 協力関係にネガティブな影響

ロシア外務省は、米国議会上院が「作り上げられた口実のもと特定のロシア国民にビザ制裁および金融制裁を導入する」法律を承認したことについて、「不条理演劇の上演だ」と評した。

このマグニツキー法が承認されたことに関して出されたロシア外務省声明のなかでは、「米国政府はいまでも冷戦が終わっていないと勘違いしたのか、特別な法律がなくとも国家はビザ発給を拒否することができるということを忘れるほど自己PRに懸命なのか、そのどちらかだ。」とされており、「21世紀においてさえ世界中で拷問や拉致を公式に合法化している国の政治家から人権に関するクレームを聞くとは奇妙なことだ」とも述べられている。

ロシア外務省は、「わが国は近年の両国関係におけるプラス面を捨てることは望んでいない。しかし米国上院によって承認された法律が両国関係にかなり否定的に作用することははっきりとさせておかなくてはならない。その責任はもちろん完全に米国にある。」としている。

(「ロシアの声」より転載)

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