シャープが露スマホ市場参入

AQUOS PHONE SH-12C 前面   写真提供:wikipedia.org/ shampoorobot

AQUOS PHONE SH-12C 前面 写真提供:wikipedia.org/ shampoorobot

シャープは、ロシア市場向けスマートフォンのアクオス・フォン(AQUOS PHONE)を、4機種モスクワで発表した。同社のスマートフォンはこれまで、アメリカ、ドイツ、フランス、ブラジルなどの国際市場でも、台数限定で発表されている。日本の国内市場のシェアは、コムスコア(ComScore)のデータによると22.6%。

5インチフルHD液晶を搭載 

ロシア向けシリーズの最上級モデルはSH930Wで、他との主な違いは5インチのフルハイビジョン、1920x1080(1インチあたり443ピクセル)だ。同社はこのレベルの解像度のスマートフォンとして、これが世界初の製品であると断言したが、中国のHTC(宏達国際電子股份有限公司)や韓国のLG(ラッキー金星)が同仕様のスマートフォンを先に発表している。シャープはスマートフォンのコンポーネント製造の大手でもあるため、この中国や韓国の製品のディスプレイはシャープ製の可能性もある。

価格は約55300 

SH930Wの主な仕様は比較的最新のようだ。デュアル・コアQualcomm S4、1.5GHz、1GB RAM、32GB内蔵ストレージ、さらに8MPカメラ搭載だが、唯一LTE機能がない。これらの機種はすべて、最新OSのひとつ前にあたるアンドロイド4.1(ジェリービーン)対応で、ロシアの販売代理店Mソタ(MSota)は、2万1990ルーブル(約5万5300円)という安値の小売価格を設定した。ロシアの販売は11月19日に始まる。

他の3機種と合わせ5%のシェアを目指す 

SH930Wモデル以外にも、デュアルSIMカード搭載の5インチSH530U、4.5インチSH631W、4.7インチSH831Wが販売される。SH530UとSH631Wには、前世代のARM Cortex-A9プロセッサが使用され、画面の解像度は比較的低く、960x540になる。SH831Wの方はそれより高く、1280x720だ。

この3機種のOSは、昨年バージョンのアンドロイド4.0アイス・クリーム・サンドウィッチで、独自のシャープ・フィールUXがユーザーインターフェースとして追加されている。小売価格はSH530Uが9990ルーブル(約2万5150円)、SH631Wが1万4990ルーブル(約3万7700円)、SH831Wが1万6990ルーブル(約4万2740円)。

シャープとMソタの営業担当者は、2013年夏に向けて8万台を販売し、ロシアのスマートフォン市場において、金額ベースで5%のシェアを目指す計画だと発表した。