クレムリンの赤い星が出現

Lori/Legion Media撮影

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1935年の今日、10月24日に、モスクワのクレムリンの塔に赤い星が出現した。現在も、5つの塔のてっぺんには、五角形のルビー色の星が輝いている。

帝政時代は、国章の巨大な黄金色の「双頭の鷲」がとりつけられていた。はじめて双頭の鷲が設置されたのは1650年代のことだ。その後、この国章は、クレムリンの最も高い塔、ニコリスカヤ、トロイツカヤ、ボロヴィツカヤに付けられた。

1917年のロシア革命後も、しばらくはクレムリンの塔の双頭の鷲は放置されていたが、1935年に、スパスカヤ塔を手はじめに、同年11月1日までに、トロイツカヤ、ニコリスカヤ、ボロヴィツカヤ、ヴォドヴズヴォドナヤの5つの塔に設置された。

当初、星は錆びないステンレス鋼と赤銅で作られ、さらに星に「鎌と槌」が付いていた。

 鎌と槌には、水晶、アメシスト、トパーズ、アクアマリンなどがモザイクのようにはめ込まれており、夜間は地上からライトアップされていた。

ところが2年ほど経つと、星の表面に塵芥が付着し、あまり輝かなくなってきた。そこで、革命20周年の1937年に、3層の特殊なガラス板で覆われたルビー色の星に替えられ、今日にいたる。