「王女」ミイラ

=アレクサンドル・クリャージェフ/ロシア通信撮影

=アレクサンドル・クリャージェフ/ロシア通信撮影

「アルタイの王女」または「ウコクの王女」の通称で知られる若い女性のミイラが17年ぶりに故郷へ戻った。

このミイラは紀元前5~3世紀のもので、パジリク文化(アルタイ山脈周辺の鉄器文化)に属する。

1993年、ノボシビルスク市の考古学者ナタリア・ポロシマク氏の発掘チームにより、モンゴル国境に近いウコク高原の墳墓(クルガン)で発見された後、科学アカデミー考古学・民俗学研究所付属博物館で分析・研究が行われていた。

以来17年間にわたり、アルタイ共和国の政府と住民が、自分たちの先祖である「アルタイの王女」の帰還を求め続けてきた結果、このたび、同共和国のアノヒン民族博物館に引き渡されることになった。

「王女」は装甲された棺に納められ、連邦森林保護局のヘリコプター「ミル8」で、故郷のアルタイに空輸された。

もっとも、考古学・民俗学研究所のビャチェスラフ・モロディン副所長によれば、このミイラは「王女などではなく」、埋葬の仕方や副葬品から見て、中程度の階層の女性と考えられるという。