北朝鮮に対する110億ドルの債権を帳消し

ロシアと朝鮮民主主義人民共和国は、北朝鮮がロシアに対して抱えている110億ドルの負債を事実上帳消しとすることで合意した。ロシアのセルゲイ・ストルチャーク財務次官が明らかにした。双方は4年にわたる交渉の末、今回の合意にたどり着いた。

これより先伝えられていたところによれば、北朝鮮のルーブル建て負債がドルに換算され、割引は負債額の90%。残る10億ドルについては、「援助との交換」スキームに基づいて、様々な共同プロジェクトの実現の際に利用されることとなる。

ロシアはかつてのソビエト連邦が北朝鮮に対して行っていた援助による債権の法的後継者であり、20世紀中ごろよりすでにソビエト指導部は北朝鮮への支援を開始していた。資金援助のほかに、ソビエト連邦はエネルギーや重工業製品、食料品などの優遇提供を行っていた。またソ連の支援により、北朝鮮では70の工業企業が建設された。

北朝鮮による負債は支払いの延滞と罰則的制裁によって急激に増加し、90年代および2000年代の北朝鮮が経済危機に陥ったことにより、負債の返済能力を喪失していた。

(「ロシアの声」より転載)