=ヤロフラフ・マカロフ撮影 / タス通信大阪支局
日本各地で開催されるロシア文化フェスティバルのイベントは、昨年よりも来場者が増加すると見込まれている。ロシア連邦国際文化協力担当のミハイル・シュヴィトコイ大統領特別代理は、大阪市で行われたオープニング・セレモニーに参加し、タス通信のインタビューで、次のように答えた。
「昨年は98万人の来場者があり、今年は150万人に増加すると考えています。これまで披露してこなかった内容が(プログラムに)多く含まれているためです。日本ではまだあまり知られていないレーピンの絵画展は、反響が期待される企画のひとつです。毎年フェスティバルの色彩を変え、日本ですでに知名度、人気が出ているものよりも、何か新しいものをお見せできるよう務めております。芸術が日ロ両国民の信頼関係を築く一助になることが重要です」。
シュヴィトコイ大統領特別代理の挨拶中、小さな子供が会場で大きな声で騒ぐという場面があったが、「お子さんの声の伴奏で挨拶ができたことをとても嬉しく思います。あのお子さんに拍手を送ろうではありませんか。ご両親は、まだ子供が小さな頃から、ロシア人が日本人にとって友人であり、パートナーであると教えているわけですから」と同氏は述べた。
大阪で開催されるフェスティバルのプログラムは、ドン・コサック民族舞踊合唱団のコンサートで始まり、ロシアの現代アニメ作家の作品を披露するアニメーション映画祭、独特なピッコロ・バイオリンを巧みに演奏することで有名なグリゴリー・セドフの演奏会などが行われる。6月から12月にかけ、日本各地でエルミタージュ美術館やトレチヤコフ美術館の所蔵品が公開される美術展、シャフナザーロフ映画祭、タルコフスキー映画祭、有名楽団や民族アンサンブルによるコンサートなどが多数企画されている。
ロシア文化フェスティバルは、今年で7年目を迎える。昨年は38都道府県で開催され、その収益の一部は、東日本大震災の被災者支援基金に寄付された。
ロシア文化フェスティバル2012IN JAPANの公式サイト:https://www.russian-festival.net/program.html
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