市長の包括的計画が始動

モスクワのトロリーバス。 1 番と 33 番でゆったり都心を観光してみよう。 =タス通信撮影

モスクワのトロリーバス。 1 番と 33 番でゆったり都心を観光してみよう。 =タス通信撮影

モスクワの公共交通は分かりやすい路線図に加え、地下鉄、バス、市電など選択肢も多いが、道路の渋滞は世界最悪とも言われる。モスクワ市当局は、セルゲイ・ソビャーニン市長の指示に基づき、公共交通を単一のシステムに統合する包括的計画「暮らしやすい町」実現に向け動き始めた。

市の中心部には、地下鉄の駅がいたるところにあり、計185の駅のうち 44 は文化遺産に指定されている。
都心では、環境に優しいトロリーバス網も発達している。都心のサドーボエ環状道路から市をぐるりと囲む外環状道路まで約 
20 の路線が伸びており、その規模は世界最大。天気が良ければ都心の風光明媚な場所を通る 33 番と1番のトロリーバスがお勧め。
バス路線は700を上回り、市全域をカバーするだけでなく衛星都市やモスクワ州とも結んでいる。
運転手に 
28 ルーブル(約 80 円)払うか、地下鉄駅付近の専用キオスクで乗車券を購入すれば、公共交通を利用できる。

数字あれこれ


1933年

この年、モスクワ市でトロリーバス網の建設が始まる。トロリーの路線網としては現在、世界最大とされる。

600キロメートル

モスクワ市のトロリーバス路線網の総延長。トロリーバスの台数は約2000台に及ぶ。

28ルーブル

モスクワ市の公共交通の運賃は、距離に関係なく一律で28ルーブル (約80円)と安い。

間もなく高速市電も
市電はモスクワのシンボルでもある。近々、高速市電の運行が始まる予定で、その試験車両は既に完成している。
モスクワの公共交通は、快適さや輸送能力の点で東京のそれに劣るかもしれないが、運賃は移動距離に関係なく一律で安い。
90 年代末からマイクロバスも現れた。運賃は若干高いものの、乗客の希望に応じて、任意の場所で停まる。ただ、この路線タクシーは事故を起こしやすく、車椅子や乳母車のためのスペースもない。

「暮らしやすい町」を目指し

昨年、渋滞対策が始動した。まずバスとトロリーバスの専用レーン導入。専用レーンの流れを一般車用より速くすることで、マイカーから公共交通への乗り換えを促すのが狙い。
次いで既存の交通網の最適化(例えば、ラッシュ時に交通量が多い方向の車線を増やす「リバーシブルレーン」の導入)。
同時に、新しい道路の建設と古い道路の改修も盛んだ。昨年は9つの放射状幹線道路で、今年は 
19 の道路で工事着工・進行中。
昨年末、モスクワ市はロシア鉄道と、乗り継ぎターミナル創設に協力することで合意した。モスクワ鉄道小環状線を利用し、全部で 
55 のターミナルを設ける。2016年には、年間2億5千万人以上の乗客を運ぶ予定で、列車の運行間隔はラッシュ時には5分以内となる。
問題の解決はまだ先だが、第一歩は踏み出された。市当局の資料によれば、昨年の地上交通の乗客数は600万人増加し、なお増え続けている。バスの平均速度も 
30 %上昇した。
2大国際空港と都心は 
30 分おきに発車する特別急行で結ばれ、所要時間は 40 分、運賃は250ルーブル(約700円)。

モスクワのドモジェドボ・シェレメチェボ国際空港でレンタカー

レンタカー会社ホームページ:

http://www.hertz.ru/rentacar/

http://www.sixt-rent.ru/en.html

http://www.europcar.ru/index.cgi 

エコノミークラス: 

Scoda Fabia 一日当たり約2千5百 ルーブル (約7千円)

ミドルクラス: 

Audi A3 Sportback 一日当たり約5千4百ルーブル (約1万5千円)
必要な書類: 
パスポート、運転免許証(運転経験1年間から) 、クレジット・カード(Visa, American Express, Master/Euro Card)