ロシアとウクライナの特殊機関、プーチン暗殺計画を摘発

=AFP撮影

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ロシア「第1チャンネル」は、ロシアとウクライナの特殊機関の発表をもとに、「ロシア、ウクライナ武装勢力がウラジーミル・プーチン首相の暗殺準備を進めていた」と報じている。

報道によると、オデッサで逮捕されたチェチェン人のアダム・オスマエフ容疑者とカザフスタン国籍のイリヤ・ピヤンジン容疑者は、大統領選直後にロシアのプーチン首相を暗殺する準備を進めていた。いずれにせよ、逮捕後2人はそれを自白し、信管を含む爆発装置の部品が保管されていたモスクワの倉庫の場所について、同一内容の供述をした。爆発物(対戦車用地雷)はすでに首都モスクワに運び込まれ、クトゥーゾフ大通り地区に隠されていた。

ウクライナ特殊機関に逮捕され、国際捜査で取り調べられていたアダム・オスマエフ容疑者は、政府車列爆破テロの準備はすでに仕上げ段階だったと述べた。テロリストらが、チェチェン過激派リーダーのドク・ウマロフから指示を受けたことが証言されている。

ピヤンジン容疑者の供述によると、オスマエフ容疑者ともう一人のチェチェン出身者ルスラン・マダエフ容疑者は、ウクライナの賃貸住宅に住み、そこで爆発装置の製造・使用法の習得に取り組んでいた。1月初めの訓練時に、マダエフ容疑者が手に持っていた爆弾が爆発し、同容疑者は死亡した。ピヤンジン容疑者は負傷し、火傷した。オスマエフ容疑者は爆発時にアパートにはいなかった。同容疑者は事故を知り、オデッサに身を隠した。

住宅の事故調査の際に、その住宅で爆発物の痕跡が見つかった。平静を取り戻したピヤンジン容疑者は、ウクライナ保安庁(SBU)職員に対して、ロシア首相の暗殺を準備していたと供述した。同容疑者の供述によれば、テロ行為を大統領選挙の直後に行う予定であったという。そのテロ行為では決死実行犯の活動が予定されており、マダエフ容疑者がその役割に準備されていた。

ウクライナ保安庁職員らは、事件についてロシア連邦保安庁に伝え、連邦保安庁でマダエフ、オスマエフ両容疑者に対する作戦基地が設置され、二人が実際に爆破犯と関わりがあることを突き止めた。2月4日にウクライナ保安庁職員がアダム・オスマエフを逮捕し、その日、オデッサにいるオスマエフ容疑者のもとに、ロシアから父親がやって来た。アダム・オスマエフ容疑者のところで見つかったノート型パソコンに、ウラジーミル・プーチン首相の車列通過のメモがあり、同容疑者の供述によって、モスクワで爆発物が隠されていた倉庫が発見された。

 プーチン首相のコメント

大統領候補者(「統一ロシア」党推薦)のウラジーミル・プーチン首相は、自分に対する暗殺の試みが、自らの職務を妨げることは決してなく、こうした事件が職務に影響することはないと明言した。

「私の立場にある人たちは、その覚悟をもって生きねばならない。こうしたことは決して(職務に)影響してはならない。これまでも(職務を)妨げることはなかったし、今後も妨げることはない」とプーチン首相は、アストラハンで記者団に語った。首相は自分の警護を強化するつもりですか、との質問に答えてプーチン首相は、「それはまたなぜか」と、質問で応じた。ある記者が、暗殺報道を選挙運動と関連づける人がいると指摘したところ、プーチン首相は「それは初めてのことではない」

 

dni.ru、「コメルサント」、RBK、「ジェラヴォィ・ペテルブルク(ビジネス・ペテルブルク)」の資料による。