ハバの店に"日本の"キュウリ出荷

 先行発展領域(TOR)「ハバロフスク」に温室施設を建設した日露合弁企業「JGCエバーグリーン」が、1.5トンの野菜をハバロフスクの小売チェーンに初出荷した。地元のメディアがこれを伝えている。

 JGCエバーグリーンは、農産品をレストランおよびカフェに納品する契約を結んだという。農産物の販売は、企業の敷地内やハバロフスク市の中央市場でも行われる予定。野菜の価格は、地元の他の生産者と同水準。

 「TOR居住者として優遇措置を受けており、これが事業を後押ししている」とのJGCエバーグリーンの五十嵐知之社長の言葉が伝えられている。

 JGCエバーグリーンはTOR「ハバロフスク」の最初の外国からの居住者。持株比率は日本のプラント建設大手「日揮」が82.2%、ロシアの有限責任会社「エネルゴ・インプリス+」が残りとなっている。

 現時点で温室の面積は2.5ヘクタール。第1期の総投資額は5億5600万ルーブル(約8億3400万円)。今後、面積を10ヘクタールまで拡大する予定。温室の年間生産能力は1平方メートルあたりの収量70キロと試算されている。

 

記事全文(露語)

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