スピードスケート500mで世界新

Getty Images撮影
 スピードスケート・ワールドカップ(W杯)第1戦カルガリー大会(11月13~15日)の最終日、男子500メートルでロシアのパーヴェル・クリジュニコフ(21)がカナダのジェレミー・ウォザースプーンによって8年前に打ち立てられた記録を破り、世界記録を更新した。クリジュニコフは500メートルを34秒00で滑走。これはウォザースプーンがソルトレイクシティで2007年11月9日に樹立した記録より0.03速い。

 クリジュニコフのドミトリー・ドロフェエフ・コーチは「Rスポルト」にこう話した。「スプリントにとってウォザースプーンの記録は憧れ。ウォザースプーンがこのような記録を出せたのは、モチベーションがとても高かったから。技術的に右に出る選手はいなかった。今でもあのような滑走をできる選手はいない。技術的に非常に難しい。それでもクリジュニコフはこれらの要素を克服できている」

 スピードスケートにおけるロシアの選手による世界記録更新は1989年以来。ソ連のイーゴリ・ジェレゾフスキーが1989年に、男子1000メートルで1分12秒58を記録している。世界的には2009年、アメリカのシャニー・デービスが同じく男子1000メートルで1分06秒42を記録したのが最後となっていた。

もっと読む:

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる