モスクワ観光中にトラブル発生、どうしたらいい？

観光客用ホットラインに電話する

　ホットラインは２４時間稼働しており、受け付けている専門家たちはあらゆる問題に対処し、ロシア語と英語はもちろん、中国語でも対応可能。A地点からB地点への移動方法、自転車やスケーターのレンタル方法、チケットの予約方法、美術館や劇場の営業時間などを教えてくれる。ホットラインには全ての通信事業者の携帯電話から短縮ダイヤル１２２で繋がる他、携帯電話および固定電話からも＋７ (４９５) １２２-０１-１１で受け付けている。

緊急対応機関に電話

　言語サポートを担当するオペレーターは、英語、ドイツ語、スペイン語、ルーマニア語、トルコ語など、約２０か国語で対応可能。生命や健康が脅かされた時、或いは火事や交通事故、財産に関わるトラブル、その他の秩序紊乱については、短縮ダイヤル１１２番にかけよう。対応する専門オペレーターが状況を把握し、対応を助言してくれる。

市内の観光情報センターに行く

Kirill Kalinnikov/Sputnik

　メイン事務所はモスクワのど真ん中、ザリャジエ公園のパビリオン『Dome』にある。全ロシア博覧センター（VDNKh）にも、メインエントランスの門の中を含めて数カ所に事務所がある。ロシア語、英語、中国語の各語のモスクワ観光案内を配布しており、ツアーの案内の他、携帯電話の充電もできる。

地下鉄のライブ・コミュニケーション・スタンド

　スタンドの営業時間は毎日朝８時から２０時まで。専門スタッフはロシア語と英語で対応可能で、路線の案内、トロイカ・カードの使用方法の説明など、モスクワ地下鉄に関する事なら何でも教えてくれる。こうしたスタンドは、『コムソモリスカヤ』駅、『パルク・クリトゥルィ』駅、『ヴォロビヨヴィ・ゴールィ』駅、『クズネツキー・モスト』駅、『デロヴォイ・ツェントル』駅などの、大きな乗換駅に設置されている。

バーチャルアシスタント

　交通に関する質問は、ボイスボットのアレクサンドラが対応している（ただし、ロシア語オンリー）。市内の駐車ルール、バスの夜間ルート、道路の混雑状況、レンタサイクルなどの情報を教えてくれる。

観光警察に助けを求める

Sergey Kiselyov/'Moskva' Agency

　モスクワ市の観光警察は、ロシア語と英語を併記した腕章で識別できる。主に市内中心部と、人気の観光スポットを巡回しており、ロシア語と英語を話す。市内の道案内、財布や携帯電話を盗られたなどのトラブルの際の対応、ATMで現金を下ろす方法など様々な場面で手助けしてくれる。見知らぬ街で発生しがちな問題に対処してくれる存在だ。観光警察は捜査機関と常に連携しており、外国人観光客の捜索などに共同で対処する。