1. ロシアの気温は、季節によって、マイナス67度からプラス45度の幅がある。
世界で最も寒い地を競っているのがロシアのオイミャコンとヴェルホヤンスクという２つの村である。2つの村はいずれも亜寒帯気候のヤクート・サハ共和国にあり、年によってはマイナス67度まで気温が下がる。
ロシアで最も寒い地での生活についてはこちらから＞＞
2. 極圏に位置する世界最大の都市はムースマンスク。ここには27万人以上が住んでいる。またムールマンスクには、ロシア最大の港の一つがある。
ムースマンスクについて詳しくはこちらから＞＞
3. 世界最北の100万人都市もロシアにある。それはサンクトペテルブルクである。同じ緯度にはアラスカの南岸、ノルウェーの首都オスロとスウェーデンの首都ストックホルムがある。
4. 亜熱帯気候のソチも非常にユニークな場所である。黒海沿岸にあるソチはロシアで最も降水量の多い街である。
2014年に冬季五輪が開かれたこの街についてはこちらから＞＞
5. 2010年7月12日にロシアの最高気温が記録されたのはカルムィク共和国のウッタ気象観測所。その日、地元の温度計はなんと45.4度を指した。
ヨーロッパで唯一の仏教地域であるカルムィク共和国についてはこちらから＞＞
6. ロシア国内の表流水面積はおよそ12.4%である。世界で最も深い淡水湖はイルクーツク州にあるバイカル湖。バイカル湖は地球の全淡水の５分の1を湛えている。湖の深さは1642メートルで、これはドバイにある世界でもっとも高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」（828メートル）を縦に2つ並べたくらいの深さである。
バイカル湖の底にロシア帝国の黄金が沈んでいるという伝説についてはこちらから＞＞
7. バイカル湖の近くには、貯水容量世界第2位のブラーツクダムがある（16930億立方メートル）。ブラーツクダムは1967年にアンガラ川に設置された。ダムの水面は海抜400メートル以上の高さにある。
8. 世界でもっとも大きな沼はヴァシュガンスコエ沼で、トムスク州（大部分）、ノヴォシビルスク州、オムスク州、ハンティ・マンシー自治管区の4つの地域にまたがって位置している。面積は53000平方キロメートルで、ボスニア・ヘルツェゴヴィナやコスタリカよりも広い。
この世界最大の沼については詳しくはこちらから＞＞
9. ロシアには３つの大洋の付属海が12、そして内陸に閉じ込められた海が１つある。これはカスピ海で、世界最大の内陸湖である。
カスピ海に生息する世界最大の魚オオチョウザメについてはこちらから＞＞
10. ロシアで最も長い川はレナ川で、長さは4400キロに及ぶ。川全体がロシア国内の東シベリアにある。ヨーロッパ最大の川はヴォルガ川（3500キロ）であるが、長さではロシアで3番目となっている。
レナ最大の有名な見どころであるレナ川の柱群についてはこちらから＞＞
11. ロシアの山地は国土全体の30％ほどを占めている。ロシア、そしてヨーロッパで最も高い山はエルブルス山。カフカス山脈の一部を成す成層火山（幸い、死火山）である。エルブルス山には２つの山頂があり、一つは5642メートル、もう一つは5621メートルである。
この山への登山は簡単であるとされているが、実際はそうではない。その理由はこちらから＞＞
12. もっとも長い山脈がウラル山脈。ロシアを南北に縦断しており、長さは2000キロメートル。ウラル山脈に沿ってヨーロッパとアジアの境界線があるとされている。ちなみにロシアの領土の4分の3ほどがアジア部である。
ウラル地方について詳しくはこちらから＞＞
13. 世界で最も古い山とされているのは、南ウラルにある小さな山、カランダーシ（えんぴつ）山である。チェリャビンスク州に位置している。高さは610メートルしかないが、研究者らによれば、山は42億年前にできた（地球が生まれたのは47億5000年前）。カランダーシ山はイスランダイトでできているが、これは20億年前に存在した超大陸から残されたものとされている。
14. ユーラシアでもっとも高い活火山は極東、カムチャツカ半島にある。クリュチェフスカヤ山で、高さは4850メートルである。世界でもっともアクティヴな火山の一つとされている。
ロシアで最も美しい火山はこちらから＞＞
15. キンバーライトパイプ「ウダーチナヤ」鉱床は、世界で4番目に深い採掘場である。鉱物の量と鉱体の大きさで、ロシア最大のダイアモンド産地である。深さ640メートルで採鉱が行われている。
もう一つのヤクートのパイプ「ミール」とダイアモンド採掘の最大の町ミールヌィいついてはこちらから＞＞
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。
