「ラフタ・センター」の中にはパノラマの景色が楽しめるレストラン、そして高さ360メートルの展望台がある。展望台からは360度の眺望を目にすることができ、一周ぐるりと歩いて、サンクトペテルブルクのすべての地区を見渡すことができる。
現在まだ内装工事が続いている「ラフタ・センター」はサンクトペテルブルクのどこからでも見ることができる。街を代表する高層ビルの美しい写真が撮れる7つの場所を紹介しよう。
この高層ビルの大きさを実感するためには、サンクトペテルブルクの歴史地区ラフタに行こう。ここからは「ラフタ・センター」を最大限に近い場所から撮影することができる。太陽が出ている日に行くと、ガラスのファサードに空が映って、シルバーブルーに輝いて見える。
高層ビルのそばに建っているピョートル1世の銅像のそばからも美しい写真が撮れる。ここにこの銅像が建っているのは偶然ではない。伝説によれば1724年、ラフタ近くで小さな船が事故に遭った。人々が沈んでいくのを見たピョートル1世は急いで救助活動に出かけた。この後、ピョートルは肺炎を起こし、1725年に逝去したと考えられている。
ラフタ・センターを映したほとんどの写真はこの300年公園から撮影されている。ここからは高層ビル全体がよく見えるため、きれいな写真が撮れる。ついでにフィンランド湾沿いの通りを歩き、公園を散策し、円柱の灯台近くにある噴水を見ることができる。
子ども連れで出かけるという人やちょっとスリリングな休暇を楽しみたいなら、遊園地「ディヴォ・オストロフ」に行ってみよう。ジェットコースターやトランポリンの他に観覧車があり、そこからは美しい街の景色を望むことができる。この角度からはサンクトペテルブルクの新しい2つの名所―ガスプロム・アリーナと「ラフタ・センター」を写真に収めることができる。
遊園地でたくさん遊んだ後は、プリモルスキー勝利公園を散歩しよう。公園の真ん中に大きな噴水があり、その向こうにガスプロム・アリーナがある。
ヤフテヌィ橋は2018年に開かれたサッカーのワールドカップに合わせて建設されたもので、300年公園とスタジアムを繋いでいる。ヤフテヌィ橋からはフィンランド湾が広がっており、空が美しく海に溶け込んでいる。ここからは「ラフタ・センター」をバックにした素晴らしい自撮り写真が撮れる。ただ、帽子をかぶっている場合は飛ばされないようしっかり押さえること。ここは風がとても強い。
300年公園からプリモルスキー勝利公園に向かって歩けば、良い写真が撮れるポイントを3ヶ所通過することができる。
アクティブな遊びが好きなら、ラフチンスキー・ラズリフ湖に行ってみよう。湖にはボート乗り場があり、SUP、カヤック、ボートをレンタルすることができる。水上から見た「ラフタ・センター」のきれいな写真を撮ることができるだけでなく、北方の自然を楽しむことができる。湖と繋がっているユントロフカ川まで行くことをお勧めする。静かで人も少なく、写真撮影に最適な場所である。
興味深いことに、地下鉄「プリモルスカヤ」駅からの土地は埋立地である。ワシリエフスキー島の西側には人が住んでおらず、1960年代になってようやく活発に開発されるようになった。建設作業は今も続いており、政府の計画では、湾への出口を持つセヴェルヌィ・ナムィフという大きな地区を作ることになっている。スモレンカ川の河口に小さな河岸通りがあり、そこからフィンランド湾と高層ビルが見える。写真撮影をしながら、川沿いを歩き、建設途中の街を見ることができる。
スモレンカ川まで行き着けなくても、同様の景色を見ることはできる。ここには街を訪れる人々が空港から街に行くのに利用する西高速直径道路が走っている。
ちょっと変わった「ラフタ・センター」の写真を撮りたいなら、サンクトペテルブルク近郊のクロンシュタットを訪れるとよい。ここにはロシア帝国時代の古い要塞と修復されたニコリスキー聖堂、最近オープンした「オストロフ・フォルトフ(要塞島)」公園がある。河岸通り、またはニコリスキー聖堂の展望台から「ラフタ・センター」の写真を撮ることができる。
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