ロシア人をがっかりさせる世界の観光名所10選

Legion Media、ロシア・ビヨンド
 「美しいのはインターネット上でだけ」。エッフェル塔、自由の女神などの世界の観光名所で、ロシア人観光客ががっかりさせられたのはどこ?

 世界中の観光客がインターネット上に、有名な観光名所の口コミを残しているが、そこには素晴らしかったというコメントばかりではなく、ネガティヴな感想も見られる。そんな中で、ロシア人観光客が気に入らなかったものを紹介しよう。

1. エッフェル塔(フランス、パリ) =浮浪者のロマン溢れる場所

 フランスの首都パリは世界で最もロマンティックで、そして最も・・・がっかりさせられる街の一つである。ある都市(それ以外の場所も)を訪れた後、観光客の期待が裏切られることを指す「パリ症状」という専門語があるくらいである。エッフェル塔は観光客にとって限りなくありふれたものに感じられる。

「わたしは生まれてからずっと、エッフェル塔というのは何かすごいもので、カルチャーショックさえ受けるようなものだと思っていたが、そんなことはなかった。映画ではもっと高い塔に見えるが、実はごく普通の錆びついた塔」と2019年の9月にパリを訪れたサンクトペテルブルクのアレクセイさんは書いている。 

 カリーニングラードのオリガDさんは2019年の1月に初めて実際にエッフェル塔を見たが、それは「汚くて、人が溢れている鉄の塊」だったと綴り、「浮浪者のロマン」だと締めくくっている。

2. カレル橋(チェコ、プラハ) =モスクワのような群衆の集まる場所

 チェコの首都を訪れたことがある人なら必ず足を運ぶ橋だが、観光客は人が多すぎるのが不満なようだ。特に新年の休暇にはものすごい人で溢れる。

 2019年の1月にプラハを訪れたサンクトペテルブルクのヴィクトルKさんは、「インターネットで人の映っていない橋が紹介されていることがあるが、あれは加工写真。橋に行くと、たちまち群衆の中にまみれ、自分では動けなくなってしまう。群衆の波に飲まれてしまうと、自分では止まれなくなり、何かを眺めたり、写真を撮るのも不可能」と綴っている

 またヴォルスキー市のエヴゲーニーFさんも同じようなコメントを残している。「モスクワの街みたいで驚いた。周りはロシア語を話す人たちでいっぱいで、前に進めないほどの人混み」。

3. ノイヴァンシュタイン城(ドイツ、バイエルン州) =インターネット上でだけ美しい場所

 ドイツのディズニー風のお城はいつでも大量の観光客を魅きつけるが、エクスカーションに入らずに自力でお城にたどり着くのは簡単ではない。

 2016年の5月にノイヴァンシュタイン城を訪れたモスクワのAngry_CitizenRuさんは、「この城に異常に感動する人々が理解できない。まったくがっかりさせられた」と書き、エクスカーションは「天才的なトリック」だったとの感想を述べている。「お城が美しくて謎めいて見えるのは、インターネット上にあるプロの写真だけだ」とも指摘する。またAngry_CitizenRuさんは「観光客はものすごいスピードでお城をまわらなければならない」と言い、なんのエクスカーションなのか理解できないとしている。 

 一方、ロストフ州のイリーナUさんは、2019年の7月にお城を訪れたが、お城そのものだけでなく、そこに行き着くまでの道中にもがっかりさせられたと話す。「ドイツ人が規則正しいというのは、かなり誇張されたもの。それは列車の運行状況を見ればすぐに分かる。すぐに遅れ、すぐに運休される。しかも、ミュンヘンの駅では誰も観光客に方向を教えてくれない。プラットフォームを目指して迷いに迷った後、やっとたどり着いたお城は近くで見ると、「別に立派でもなければ、面白くもない」。

4. ギザのピラミッド(エジプト) =死者をも嫌な気分にさせる場所

 学校で必ず習うこのピラミッド、ここを訪れるのは子供の頃からの夢だという人も多い。クフ王のピラミッドは世界の7不思議の1つとされている。そこで観光客は何を見ることができるのだろうか?

 2015年の6月にピラミッドを訪れたモスクワのLuuunalovegoodさんは「ピラミッドに行くまでのカイロの汚さから、信じられないくらいうるさい呼び込みに至るすべてにショックを受けた」と記している

 「エジプトをこの目で見るというのは子供の頃からの夢だった」と書いているのは、モスクワ近郊のイーゴリKさん。2015年6月にエジプトを旅行した。「しかし、地元の住民に旅を台無しにされた。文字通り、バスの窓(もう走り出そうとしていた)に顔を突っ込んで、つまらないものを売ろうとしていた物売りの表情が今でも目の前に浮かんでくる。

5. 自由の女神(アメリカ、ニューヨーク) =小さな島に観光客が密集する場所

 アメリカのシンボルであり、世界の観光客が訪れるもっとも人気のある場所の一つ。毎年、400万人がここに足を運ぶ。自由の女神にはフェリーに乗って行くのだが、そこには常に溢れんばかりの人が詰め込まれている。

 モスクワのオリガKさんは2016年と2017年に、2回エクスカーションに参加したが、「ポストカードで作り出されている偉大さも、美しさも感じなかった」と言う。「わたしは7歳のとき、ヴォルゴグラードのママエフの丘に行き、“母なる祖国像”の下に立ったが、あの銅像の方がわたしに1000倍大きな感動を与えてくれた」。

 モスクワの旅行者、セルゲイ・ヴォストロクヌトフさんは、2017年3月に自由の女神を訪れたが、1時間かけて着いた島が3分で一周できてしまうサイズだったことだけ出なく、天候にもがっかりさせられたと言う。「島には冷たい風が吹いていて、時間の無駄。面白いものもない」と書いている。

6. タージマハル(インド、アーグラ) =逃げ出したくなる場所

 インドのもっとも有名な観光名所である17世紀の墓廟。ユネスコの世界遺産にも登録されている雄大な建築物には、世界中の観光客が足を運ぶ。しかし、エクスカーションに観光客は多いに不満を感じている。 

 スルグート在住のARRR42さんは2013年12月にアーグラを旅したが、タージマハルを「素敵なお墓」としながら、特になんと言うことはないと書いている。「小さな白い建物で、周りに公園があるだけ。人がいっぱいで、中には囚人の散歩程度にしか入れない。まったく印象に残らない場所」。

 一方、ノヴォシビルスク(シベリア)のStar19852017さんは2017年に初めてタージマハルを訪れたが、「奇跡があるその町からは逃げ出したくなった。まさにゴミ箱。インドではチケットが高ければ高いほど、ひどい観光地というイメージが残った」。

7. ストーンヘンジ(イギリス、ソールズベリー) =暗くて陰気な岩がある場所

 円陣状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁は少なくとも4000年前に建てられたと考えられている。それは感動するに違いない。しかし誰もがそうというわけではない。

 2014年の9月に現地を訪問したノヴォロシースクのProkatmotor さんは、「きっと10世紀ごろはすごく良い場所だったのだろう。今は金網で囲んで石の集まり」と書いている

 またチェレポヴェツのアナスタシアKさんは2018年11月に夫とストーンヘンジを訪れた。「雨がしとしと降っていたが、散歩がてらストーンヘンジに行き、陰気で暗い石を見た。しかも近くに行くことは許されず、離れた場所から眺めるだけだった。あれなら、高さ123㍍のソールズベリー大聖堂に行った方がずっといい」。

8. ベラージオの噴水(アメリカ、ラスヴェガス) =タイガの住人にしか感動を与えない場所

 カジノの街で無料で楽しめる場所の一つ。音楽と照明に合わせて高く舞い上がる水のショーには毎晩、群衆が集まる。しかし、このショーもみんなが気に入るわけではない。

 2019年6月にラスヴェガスを訪れたコンスタンチンNさんは「21世紀の今、このショーで感動させられるのはタイガの住人くらいだ」と書いている

 また2016年にショーを見たモスクワのオリガKさんは、「1990年代にモスクワのゴーリキー公園で見たクラシック音楽とカラフルな照明を使った噴水ショーの方がずっとすごかった」という感想を綴っている。

9. ブルジュ・ハリファ(アラブ首長国連邦、ドバイ) =エレベーターに乗るだけの場所

 世界でもっとも高いビルで、高さ828㍍。そしておそらくもっとも行列の長い建物(少なくとも観光客はそう考えている)。

 2019年12月にブルジュ・ハリファを訪問したモスクワのミーチャさんは「エレベーターに乗って一周して家に帰っただけ。なんの印象も残っていない」。

 クラスノダールのミーラさんは、2019年の5月にドバイを旅行した。「すごい印象を期待して、この日を楽しみに待っていたが、10㍍おきに、通ってもいいですかと訊きもしないカメラマンに押され続けた。その日は砂嵐で、街を見学することはまったく不可能だった。しかし、それでも上から降りてくるのを楽しみにしていた。しかしなぜ下に降りるのに100キロもの列につかなければならないと誰も教えてくれなかったのだろう。もし知っていたら、絶対に上に登ったりしなかったのに」。

10. 兵馬俑(中国、西安) =ウィキペディアの方がいいと感じる場所

 紀元前200年までの中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったもの。約8000体の俑が見つかっている。多くの観光客にとって、夢の場所である。しかし、いざここに来てみるとがっかりしたという人も。

 ウランウデ(ブリャート)のFAU_vstkさんは2015年4月にここを訪れたが、「ウィキペディアを開いて、読めば十分」と書いている。彼にとって最も興味深かったのは武器庫で、それ以外の建物には「見るべきものがない」とのこと

 また2012年に兵馬俑を訪れたクラスノヤルスク(シベリア)のolgaKrasnoyarsk さんは「兵士がものすごく小さくて。寒くて、雨が降っていて。しかも遠い。市内を散歩していた方が楽しいし、見るべきものもたくさんある」。

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