ロシアに持ち込むことができる食べ物

Legion Media
 ロシアには、アルコール、乳製品、お菓子を含め、多くの食べ物を持ち込むことが可能である。 ただし、制限や条件については確認することが必要である。税関では常にそうであるように、予期せぬ細かいところに落とし穴がある。

原則

 ロシアに持ち込める個人使用のための荷物は、飛行機で入国するときで最大50キロ(10,000ドルまで)であれば無料で、また自動車または列車で入国するときで最大25キロ(500ドルまで)と規定されている。この制限を超えた場合は30%、あるいは1キロあたり4ユーロ(およそ500円)の課税がかかる

 

アルコールについて

 成人1人あたり3リットルまでなら、ビールやその他のアルコール飲料を無料で持ち込むことができる。ただし例外はエタノール。エタノールは1リットルあたり22ユーロ(およそ2,700円)の課税がかかる。

 10ユーロ(およそ1,220円)支払えば、さらに2リットル運ぶことができる。つまり一般的な乗客は、最大5リットルまで持ち込むことができることになっている。5リットルを越えた持ち込みは一切禁止されている。

 未成年者のアルコールの持ち込みは厳しく禁止されている。

 

肉、チーズ、乳製品について 

 工場で封をされ、販売のために用意された製品に限って、持ち込める。  

 たとえばプロシュートも密封されたパッケージに入ったものなら持ち込めるが、パッケージから取り出したものを包み直したり、袋に詰め直した場合は、許可されない。 

 1人あたり(未成年者を含む)5キロまでの肉と/あるいは乳製品を持ち込むことができる。

 食べるのに調理を必要とする半加工品は持ち込めない。生肉の持ち込みは許されていない。

 

フルーツや野菜について 

 乾燥した野菜、キノコ、料理用ハーブ、スパイスは自由に持ち込める。

 新鮮なフルーツ、野菜、トロピカルフルーツ、ドライフルーツ、ナッツ、コーン、シリアル、小麦粉は持ち込み量に制限があり、1人あたり(未成年者を含む)5キロまでとなっている。 

 サイズの大きなフルーツについては、メロン、スイカ、カボチャは1個までと決められている。

 焙煎コーヒー豆は制限なし(1人あたりの荷物の総重量50キロ以内であれば)、生のコーヒー豆は5キロまで持ち込める。

 生のジャガイモ、あらゆる植物の種はその量にかかわらず、持ち込めない。

 

チョコレートやお菓子について

 キャンディー、チョコレート、ケーキ、その他のお菓子に関する規定は特にない。原則に従い、50キロまたは25キロの制限内であれば好きなだけ持ち込むことができる。 

 唯一の例外として、ウクライナ領から持ってきたお菓子、チョコレート、ケーキをロシアに持ち込むのは禁止されている。残念ながらウクライナから運ばれたアルコール、ジュース、フルーツ、野菜も持ち込みが禁じられている。

 

タバコについて

 成人は、個人的な使用目的であれば200本までのタバコを持ち込むことができる。また成人は50本までの葉巻、250グラムまでの刻みタバコを持ち込むことができる。タバコ、葉巻、刻みタバコを混ぜて持ち込むことも可能だが、その場合は合計250グラムまでと制限されている。

 未成年者のタバコの持ち込みはその形態にかかわらずすべて禁止されている。

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