モスクワの素晴らしいフードマーケット10選―誰も空腹のままでは帰れない場所

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 モスクワでは、世界の各国料理のコーナーが入っているフードマーケットが10カ所オープンした。選択肢が迷うほどあり、短時間で食べられ、お値段も手頃なこうした新たなタイプのマーケットは地元の人々はもちろん、ツーリストたちの間でも人気を呼んでいる。

1. «デポ»

 巨大なフードマーケット「デポ」は2019年の初頭にかつて路面電車のデポがあった場所にオープンした。「デポ」という名前はここからきている。中にはモロッコ、タイ、ギリシア、スペイン、日本、中国、ロシアなどの料理が食べられる75ものカフェがあり、ここにきた人々はどれにするかかなり迷ってしまうほどである。またここでは極東の珍しいシーフードを食べることができる。シーフードは目の前で調理してくれる。

オススメのランチメニュー:レストラン「クラブィ・クタブィ」のマガダンのカニ(580ルーブル=およそ930円)、トリュフが好きな方はぜひ「TheTruffle」のコーナーへ(トリュフ入りピッツァ「マルガリータ」が480ルーブル=およそ770円)。

住所:Lesnaya, 20

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2. マロセイカ通りの「Tzentralnyi

 モスクワ中心部にある地下鉄駅「キタイ・ゴーロド」のすぐそばにモスクワでもっとも人気のカフェ街のひとつがある。ここにオープンしたのはとてもコージーなフードマーケット「Tzentralniy」。3階建ての建物の中に本格的な小さなカフェが30店ある。遅めの朝食を取るのに最高の場所のひとつとなっている(カフェは9時開店)。

オススメの料理:先ずはカフェ「CameraObscura」でオーダーできるポルトガルのタルト、パステル・デ・ナタ(50ルーブル=およそ80円)からスタートしよう。カナダのフードトラック「Poutinerie」のジャガイモとチーズで出来たプーティン(300ルーブル=およそ480円)もおいしい。

住所:Maroseika, 4/2, str.1

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3. ロジェストヴェンスキー並木道の「Tzenturalnyi rynok

 地下鉄駅「トゥルブナヤ」のそばにあるこの場所には革命前まで市場があった。現在その場所に、古いスタイルを真似て新しく建てられた3階建ての建物があり、その中にトルコのデザートやベルギーワッフル、スムージーバー、ベトナムの屋台料理、オイスタービストロなどのカフェが入っている。最上階には「Gorynych」という別の入り口がある大きなレストランがあり、ロシアのペチカで作ったステーキから焼き菓子までの様々な料理を楽しむことができる。

オススメの料理:ベジタリアンには「Gorynych」で植物肉を挟んだお好みのバーガー(680ルーブル=およそ1080円)、そして甘いものに目がないあなたには「Milk&Snow」のソ連風ポンチキ(30ルーブル=およそ48円)がオススメ。

住所:Rojdestvenskiy bul’var, 1

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4. «StrEAT»

 「StrEAT」は中心から離れた場所にあるが、問題はない。このフードストリートは地下鉄駅「アフトザヴォツカヤ」から2分の場所に2018年にオープンし、グルメたちを惹きつけている。週末には空いた席を見つけるのは難しいほど混んでいるが、どの食べ物もテイクアウトすることができる。中にはベトナム、韓国、イタリア、イスラエル、北カフカス料理など40ほどのレストランといくつかのバーがある。

オススメの料理:ステーキ好きのあなたには「Praimbif bar」(オリジナルステーキと付け合わせのセットメニューが500ルーブル=およそ800円)、コーヒー好きのあなたにはLaboratoriaのコーヒー(150ルーブル=およそ240円から)。

住所:Leninskaya sloboda, 26

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5. バルチューク通りの«Balchug»  

 2019年、赤の広場の近くにオープンした小さなフードコート「Balchug」。現在は24のカフェが入っているだけだが、今後は、朝食専用コーナー、ワインコーナー、そして食事の邪魔にならないセルフィー(自撮り)の場所が作られる予定となっている。

オススメの料理:ボウルいっぱいにエビまたはマグロが入ったBowlMe(500ルーブル=およそ800円より)、ベニザケのタルタルが入ったジャガイモのドラニキ(370ルーブル=およそ430円)など、魚料理の種類が実に豊富である。

住所:Balchug, 5

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6. フードセンター「ザリャジエ

 クレムリンの向かい側にあるザリャージエ公園の中で空腹を満たすのは簡単すぎるほど簡単である。敷地から出ることなく、中のフードセンターでおいしく食べることができる。フードコートの中は料理の種類によっていくつかの「ステーション」に分かれている。特にここでは肉と魚の珍味を味わうことができる。ローストポーク、パストラミ、魚の塩漬け、そして多彩な狩猟肉もある。真ん中には氷の入ったカウンターがあり、さまざまなシーフードとシャンパンが置かれており、おつまみとワインで優雅なひとときを過ごすこともできる。ちなみにここでは普通にランチを食べられるだけでなく、試食のエクスカーションを楽しむこともできる。

オススメの料理:サハリンと黒海のオイスター(1個290ルーブル=およそ460円から)、ラソーリニクスープレニングラード風(350ルーブル=およそ560円)。

住所: Varvarka, vladenie 6 

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7. ダニロフスキー市場

 モスクワの歴史あるフードマーケットの1つで、最寄り駅は地下鉄「トゥールスカヤ」。ソ連時代にはモスクワ中の市民が新鮮な野菜や果物を買った伝説的な市場だが、2015年におしゃれなフードプレイスとなった。ちなみに農産物が売られている露店は今でも施設の真ん中を占めていて、その周りにさまざまな食の誘惑が並んでいる。

オススメの店:フォー麺が好きだという方はぜひカフェ「Bô」でどうぞ(350ルーブル=およそ560円)。ここでは行列ができていることが多い。また何種類ものプロフが食べられるPlov.com(350ルーブル=およそ560円)もオススメ。

住所:Mytnaya, 74 

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8. ウサチェフスキー市場

 もうひとつの歴史ある食品市場が2017年に生まれ変わり、フードスペースとなった。モスクワでもっとも高級な場所の1つであるハモーヴニキにあり、もっとも口うるさい訪問客のための料理のアイデアを見せてくれる。20ほどのレストランがあり、シーフードの珍味や農場で作られたチーズ、アジア料理などを提供している。

オススメの料理:「Syrovarnya」で食べられる自家製チーズのクリーム、プラリネとキイチゴ添え(550ルーブル=およそ880円)、「AvocadoPoint」で食べられるサーモン入りアボ・バーガー(バンの代わりにアボガドが使われている。680ルーブル=およそ1,100円)。

住所: Usacheva, 26 

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9. フードマーケット「Vokrug sveta

 フードツアーを楽しんでみたいけれどどこに行ったらいいのか分からないという人にぴったりの場所。「Vokrug sveta」はロシアの有名なレストラン経営者アルカージー・ノヴィコフ、ボリス・ザルコフ、ウラジーミル・ムーヒン(毎年世界のベストレストランの上位50位に入るレストラン「WhiteRabbit」の経営者)が立ち上げたプロジェクトである。モスクワの観光中心地であるニコリスカヤ通りにあるこのフードマーケットには26のカフェがあり、ウズベキスタンのスープ、ラグマンやキノコとジャガイモ入りのロシアのワレニキなどが出されている。バーカウンターもあり、リースリング、プロセッコのほか、20種類ものビールが用意されている。

最近流行りの料理:「Poke」で食べられるスパイシーシュリンプ入りのハワイのポキ(420ルーブル=およそ670円)、「MammaMia」で食べられるアーティーチョーク入りベジタリアンピッツァ(360ルーブル=およそ580円)、「Benedikt」で食べられるサーモンとポーチドエッグとキヌアのサラダ(420ルーブル=およそ670円)。

住所: Nikol’skaya, 10 

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10. EatMarket 

 フードスペースEat Marketは地下鉄駅「パルク・クリトゥールィ」の近くにあるビジネス街の中にあることから、近くのオフィスで働く職員たちのランチの場所となっている。今のところ20ほどのレストランと居心地の良いバー、ワインルームがある。

オススメのメニュー:「Krab Vsemy Golova」で食べられる極東のウハー(240ルーブル=およそ380円)、「Pechorin」で食べられるオリーブのブリオッシュに乗せられたリコッタチーズのスィルニキ(360ルーブル=およそ580円)。

住所: Timura Frunze, 11/13 

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