多くのロシア人にとって、秋は雨とぬかるみと風邪を連想させるもの。しかしこれらの写真に映っているのは、ロシアの秋は何より美しいということを証明してくれるロシア各地の景色である。
1.モスクワっ子にとって、秋は冬を迎える前の最後の暖かい日を楽しむことができる季節。他でもないこの時期、モスクワでは有名な収穫祭「黄金の秋」を含む多くのフェスティバルが開かれる。
2.サンクトペテルブルクの秋の気候は人々を喜ばせるものではない。平均気温は日中は8℃、夜は3℃まで下がり、しょっちゅう雨が降る。しかしたまに太陽が顔を出したときのペテルブルクは本当に美しい。
3.ロシアの東端のサハリンの秋は孤独の喜び、自然とのふれあいを求める時期である。サハリンには湖がたくさんあるが、その水はターコイズブルーをしている。湖のいくつかは石炭の露天掘りが行われた後に形成されたものもあるが、秋の湖は非常にロマンティックな景観である。
4.ロシアのいくつかの都市では、初秋には雪が積もり始める。ノリリスクの人々は9月、10月の道路の積雪には驚かない。
5.ロシア南方では葉が黄色く色づくことで秋の訪れを知る。ソチ中心部では12月初旬まで秋の訪れには気づかないが、クラースナヤ・ポリャーナの色とりどりの木々が季節の移ろいを感じさせてくれる。
6.秋のシベリアのタイガは息をのむように美しい景色だ。
7.カムチャツカ半島は忘れられない秋の風景を見せてくれる。
8.これは秋のバイカル湖。
9.ロシア共和国の一つで、フィンランドに隣接するカレリア。秋には鮮やかな赤に染まる。
10.クリミア半島の秋は少しずつゆっくり深まっていく。見慣れた夏の景色に少しずつ秋の彩りを加えながら。