「Santo Spirito」はスコットランドをテーマにした有名なバーで姉妹店でもある「Haggis」の下にあるが、カクテルバーとしてはより巧妙にできている。店内は、デヴィッド・リンチ監督のツイン・ピークスに登場する部屋のようなスタイルで、大きな赤いヴェルヴェットのカーテンが壁にかけられていて、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。壁は鏡になっていて、小さなスクリーンでビデオアート映像が繰り返し繰り返し、流れている。
「Santo Spirito」がモスクワのトップシークレット店の一つであるのには理由がある。バーはせいぜい20人も入ればいっぱいの大きさで、事前に予約しなければ入店できない。しかしながら、一旦入ってしまえば、プロのバーテンダーがとても親切にしてくれる。そしてあなた自身よりもっとよくあなたの好みを見抜いてくれるだろう。モスクワで最高のバーの一つであることは間違いない。
住所: Petrovka 15/1
営業時間: 木〜土8pm-3am
ウェブサイト: https://www.facebook.com/Santo-Spirito-898043550262476/
「Voda」は実際かなり見つけるのが難しい場所かもしれない。しかしその努力する価値のある店である。カラフルでエレガントなバーは、その名の通り(ロシア語で水の意)ピュアで、バーの向こうに積まれている大量の光るボトルをバックにすると一層頭がクラクラしそうな乳白色のレンガの壁が自慢の店である。2階もぜひチェックしてみてほしい。木の壁でできたホールではよりアットホームな雰囲気で飲むことができる。
全体的に控えめなインテリアと対照的なのが、バーの1番の売りである超レアなシロップやアルコールを使って作られた手の込んだカクテル。これらはミニマリズムとは縁遠いものである。
このバーは古い中庭の老朽化した2階建てのビルの中にある黄金のドアノブのついた扉の向こうにある。ドアを開け、階段を上れば、そこにカクテル天国が待っている(必ず予約すること)。
住所: Petrovka 17/7
営業時間: 木〜土 (7pm-3am)
ウェブサイト: https://www.facebook.com/pages/%D0%92%D0%BE%D0%B4%D0%B0/1512307185459508
「Mendeleev」は実質的にはもぐり酒場ではあるものの、モスクワをよく知る人にはほとんど秘密の場所とは言えない場穂である。バーに入ろうとする時点ですでにたじろぐかもしれない。というのもバーはみすぼらしいテイクアウト店「ラッキー・ヌードル」の裏にあるからだ。しかしそれに騙されてはいけない。厳しいフェイスコントロールをパスするためにできるだけ賢そうな顔つきをすること(「ラッキー・ヌードル」の黒いカーテンの前に怪しげな格好をした男性が立っている)。
無事に店内に入ることができたら、プロのバーテンダーが作った馬鹿げたほどに飾り付けられたカクテルを振舞われることになる。店は天井が低くおしゃれで、石のアーチが飾られている。どんな音楽をバックに飲むかはあなた次第。週末はテクノやハウス、平日の夜はピアノ音楽やジャズが流れる。
服装はどんなものでも良いが、ジャージで行くのだけは避けること。
住所: Petrovka 20/1
営業時間: 日〜水(6pm-1am)、火(6pm-3am)、金土(8pm-6am)
ウェブサイト: http://www.mendeleevbar.ru/
ダンスができる隠れ家的なバーといえば、この芸術家風の連中がたむろう場所以外にない。この店はバーテンダーであるニコライ・ヴォロトフがモロッコ風のカフェ「Café Tagine」の地下に作り、音楽に特にこだわり、世界中から定期的に有名なDJを呼んでいる。パーティのような雰囲気の中、素晴らしいカクテルを飲み慣れた若い人たちの活気にあふれている。
「Golova」に欠点があるとすれば、(モスクワでは多くの店がそうであるが)厳しいドレス・コードがあることである。どのような服装で行けばよいかは、店のインスタグラムInstagramでチェックすること。
場所: Trubnaya St. 15
営業時間: 水〜金(6pm-4am)、土(8pm-5am)
ウェブサイト: https://www.facebook.com/golovabar/
世界の最高のバー・ランキングの28位になったことがある「Chainaya」は、これ以上ないほど見つけにくい存在の店である。店には看板もなく、予約するにも、つてを通すか、事前に電話してよっぽど運が良くないとできない。しかしながら、いろんな手を使ってなんとか店に入れたなら、間違いなくモスクワでベストのカクテルを味わうことができる。
「Mendeleev」のメニューの考案者でもあるスーパーバーテンダー、ロマン・ミロストヴィが作ったこのバーは、以前はティー・ハウスであったこともあり、他では味わえない中国とお茶に触発された風味のカクテルを味わえる。上海をテーマにした宮廷風のインテリアや、本格的な料理も素晴らしい。ゆったりと静かで落ち着いた雰囲気の「Chainaya」はまさに人に見つかりにくいモスクワで最高の本物の宝石である。
場所: 1-ya Tverskaya-Yamskaya St. 29
営業時間: 火〜木(6pm-1am)、金〜土(6pm-3am)
ウェブサイト: https://www.instagram.com/chainayateandcocktails/
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