死の力から引き戻し命を救ってくれるゴムバンドがピンと張るのを感じるまで、体がどんどんスピードを増して落ちていく。スカイパークという有名なマウンテン・リゾートでは、69㍍と207㍍の2種類のジャンプ台が、アドレナリン・ジャンキーたちを惹きつけている。
でも、この公園にはもっと一般向けのアトラクションがある――長い吊り橋で、完全に安全だと保証されてはいても恐怖心が湧く。隙間から下が見えるこの橋は、小さな子どもが高所恐怖症を克服しようとするのにも、勇気を出す練習の最初の一歩になる。
「スカイパークは、もっぱらアドレナリン・ジャンキー向けに設計されているという神話を払拭するために全力を尽くしています。私たちは、皆さんが子どもを連れて来ることができ、子どもたちが場違いになるんじゃないかという不安のない家族向けの場だということを知ってほしいと思っています」と、スカイパークAJハケット・ソチ のマーケティング・コミュニケーション・マネージャーのマクシム・マクシモフは語った。
実際には、この公園には、ほとんど冒険心のない人たちでも喜ぶような、軽いアクティビティが数多くある。素晴らしい眺めを提供する小さな円形劇場でのコンサート、ロープパーク、クライミング・ウォール、パノラマの眺望を楽しめるレストランなど。
スカイパークでバンジージャンプ
プロのF1パイロットが愛用しているトラックでスポーツカーに乗り、弾丸のようにスピードアップすることほどエキサイティングなことはない。毎年、ロシアグランプリが開催されているロシア初で唯一のF1トラックであるソチ自動車レースサーキットは、観光客たちにまたとない機会を与えてくれる。
このトラックでは、2種類のコースが用意されている。プロのパイロットの手に身を委ねトラックをエクストリームライドで走ってもらうか、「マスタークラス」と呼ばれるソチ自動車レースサーキットが提供するスポーツカーの車輪の後ろに座るかだ。プロのパイロットが、あなたの生涯最速の体験に同行してくれる。
F1トラックでのスポーツカーレース
ソチは、一瞥した限りでは、波をキャッチする最高の場所とは思えないかもしれない。黒海は、サーファー向けの大きな波を立てるには穏やか過ぎる。しかし、小さな愛好家たちのグループが、ソチのアドレルのオリンピック・ビーチで、サーフィン・キャンプを立ち上げた。
サーフボードに立ちパドルを持つプロが、普通に泳いでいる人がいる浜からはかなり遠いところでキャッチした波を滑る速さには驚かされる。
サーフィン初心者たちは、自分のボードの上に仰向けになり、海へ連れ出してくれるプロにすっかりお任せしてもいい。通のサーファーたちは、必要なものを借りて、黒海で自分たちのアドレナリン・ジャーニーに乗り出すこともできる。
アドレルでパドル・サーフィン
このアミューズメントパークは、ロシアのおとぎ話の世界への入り口だ。ここを訪れた人たちは、ロシアのフォークロアに触発された巨大な砂の彫刻、いくつものショップや、驚くべきマスタークラス用の場所が入った壮大なお城、メロディーを奏でるカエルがいっぱいの美しい池、子どもも大人も一緒に楽しませるよう設計されたその他のエンターテイメントを見つけることができる。
エクストリーム好きもがっかりすることはないだろう。恐怖心を起こさせる様々なローラーコースターは、ビジターに一定量のアドレナリンを確実に与えてくれる。
ソチ公園のローラーコースター
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