極東のはるか向こう:地元の人たちが教えてくれるウラジオストク最高の場所5選

Legion Media
 人里離れたビーチや写真撮影に最良の場所を訪ねる前に、この極東の街をよく知る人の案内をまとめました。

1. グラスビーチ――人間が捨てたものを自然が加工した奇跡

 有毒ガスを放出していたために、地元の人々に“モルドール”と呼ばれていたこのビーチの近くには、かつて、巨大なゴミ廃棄場があった。長いこと、この海には誰も入っていなかったため、何トンもの割れた瓶や古い皿、化粧タイルが海に洗われ続け、何十年以上も、この自然のプロセスを邪魔するものはなかったのだ。

 しかし、2012年のAPEC首脳会議を機に、ウラジオストクとその近隣地域は大規模な開発が行われ、ゴミ廃棄場は撤去された。地元の人たちが驚いたのは、このビーチを覆っていたのが、石や砂でなく、さまざまな色をしたすべすべのガラスと陶器の破片だったことだ。ガラスやプラスティックゴミが潮に加工されたのである。

 現地で教師をしているヤーナは、このビーチを訪れるのが好きだと言う。彼女は、これらの破片を見たり、それでモザイクを創ったりして時間を過ごしている。観光客たちが、お土産としてこの「石」を持ち帰るので、ビーチが損なわれてしまったのが残念だと彼女は言う。 

2. アレクセーエフスカヤ丘――街のリズムを感じられる場所

 ウラジオストクの最も象徴的な場所は、湾と美しい黄金橋の壮大なパノラマが開けている鷲の巣展望台だ。でも地元の人たちは、もうひとつの高台――アレクセーエフスカヤ丘のほうが好きだと言う。これは、観光地からは離れた、住宅地のすぐそばにある。

「私はあそこに行って、石の上に腰を下ろし、石に手で触れて、この街の息吹と生命を感じるのが大好きです」と、アートマネージャーのカーチャは言う。「湾と橋に囲まれると、自分が生まれた街と調和しているように感じるんです」 

3. ナズィモフスカヤ砲台――太陽が沈む場所

 ウラジオストクにはいくつかの要塞と砲台があり、その中には打ち捨てられたものもあり、現在は、探検する魅力をもつ廃墟となっている。19世紀に旅することができるような砲台がひとつある――本土側のルースキー橋の下にあるナズィモフスカヤ砲台だ。ルースキー島にあるノヴォシルツェフスカヤ砲台と間違えないようにしよう。

 ここは、まさに太陽が沈む場所で、真っ赤な水平線が見える。さらに、橋脚のそばに立ち素晴らしい写真を撮ることができると、地元のジャーナリストのオクサーナは教えてくれた。

4. パン工場――歴史センター内の現代アート

 こう宣言するのはちょっと気が早いかもしれないが、ウラジオストクはロシアの芸術拠点のひとつになりつつある。10年前には、現代アートのギャラリーは1つか2つしかなかった、普通の美術館も1つしかなかった。しかし、現在は、定期的に国際的なアーティストたちの作品を展示しているザリャー・アートセンターとその居住施設に加え、クリエイティブな思想を最新のアイデアで展示するフレボザヴォド(“パン工場”の意)もある。

 最新の展覧会「発見することの不運」では、双方が天文学的な距離にある物体と物体の間にコネクションを確立するという架空の通信デバイス「アンシブル」といったオブジェクトを展示中だ。あるいは、ニューラルネットワークによって生成されるビデオポートレートのシリーズがある。あなたが少しでも現代アートに関心を示したなら、地元の人たちは、「もうフレボザヴォトには行ったの?」と訊いてくるだろう。 

5. リンダ湾――自然のままの海の景色と新鮮なホタテ

 シーフードはウラジオストクのいたるところで提供されている。ルースキー島のちょっと離れたところにあるレストラン・シュトゥルヴァルでは、新鮮な食べ物を安価でオーダーできる。立地の不便さが問題になるかもしれない。タクシーの運転手も全員が知っているわけではないから、正しい場所に連れて行ってもらえるように、運転手に重ねて確認する必要がある。

 ここにたどり着くには、アスファルトの道が終わってから、さらに30分間、田舎道を走るのだが、ドライブ中ずっと、この島にたくさんある素朴な湾の景色を楽しむことができる。やっとのことで目的地に到着したら、ホタテ養殖場のそばの海に続くところにある木のテーブルに腰かけ、あっと驚くほどの海と丘の眺めを見やりながら、ホタテを食べよう!

 「私はあそこでは生でしか食べません」とアートマネージャーのカーチャは言う。「ものすごく新鮮だから、それを調理するなんて罪ですよ。レモン汁を一滴垂らした甘うホタテは完璧です」

 「素晴らしい夕食をとった後には、地元の人たちはここで海に入ることもあります。水が冷たそう? ウラジオストクで育った人にとっては大したことじゃないです。私が極東のやり方で水に触れるのを見てて」と言うと、彼女は桟橋から13度の水の中に飛び込んだ。

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