ヴァイキングの時代をテーマとするフェスティバル「カウプ」では、その伝説の戦士たちも加わった壮大な戦いが訪問者を迎える。再現されたヴァイキング村を訪れ、本物の中世の食事を味わうこともできる。
ウェブサイト(ロシア語)
日時:8月10日~12日
場所:カリーニングラード州、ゼレノグラツク
クリミア戦争(1853~1856)初期の最大の戦闘の一つ、アルマの戦い(1854)を再現する。ここで英仏連合軍がロシア軍を敗北させたことで、ロシアの黒海艦隊の母港セヴァストポリへの進撃路が開かれた。やがて連合軍は、セヴァストポリを包囲し、ほぼ1年にわたるセヴァストポリ攻囲戦が始まる。
日時:9月30日
場所:クリミア、シンフェロポリ市付近のヴィリノ村
この恒例の騎士祭には、80以上の歴史クラブが参加しており、東欧からの参加者も最大800人にのぼる。訪問者は、騎士トーナメント(馬上槍試合の競技会)、大規模な戦闘、個人の決闘、中世の舞踊、吟遊詩人の歌を楽しむことができる。
ウェブサイト(ロシア語)
日時:7月13~15日、7月20~22日、7月27~29日、8月3~5日、8月10~12日、 8月17~19日
場所:クリミア、スダク要塞(ジェノヴァ共和国が建設した大要塞)
第一次世界大戦初期の東部戦線における戦闘の1つ。1914年8月のグンビネンの戦いは、東プロイセンでドイツ軍とロシア軍の間で行われ、後者の勝利で終わった。その勝因は、ロシア軍の兵力動員の(独軍から見ると)予想外な速さ、ドイツの小モルトケの作戦の齟齬など。
フェスティバルの訪問者は、これらのできごとの再現だけでなく、両軍の復元された兵営を見ることができる。そのなかには兵営のテント、野戦病院、食堂なども含まれている。
日時:8月25日
場所:カリーニングラード州、レールモントヴォ村
フェスティバル「クレチェト」の訪問者は、中世ロシアの雰囲気に浸り、当時の戦士たちの戦いを目の当たりにし、中世の甲冑を身につけ、さらに、古来のレシピにもとづいて調理されたオリジナル料理を味わうことができる。
日時:8月10~12日
場所:イワノヴォ州、イネヴェジ村
フェスティバル「東と西(East-West)」は、祖国戦争(ナポレオンのロシア遠征)と大祖国戦争(独ソ戦)がテーマだ。この祭りを訪れると、一時に2つの戦いを見ることができる。 初日は、1812年のナポレオンのロシア遠征におけるモジャイスクの戦いを再現(モジャイスクはモスクワ近郊)。2日目は、1943年のスモレンスク州におけるヴェリジの戦い(大祖国戦争中の戦闘の一つ)に焦点を当てる。
ウェブサイト (ロシア語)
日時:8月5日~6日
場所:カザン市の「タタルスタン共和国民族博物館」
ボルガル遺跡は、タタルスタン共和国の首都カザンから140キロ。2014年に、ユネスコ世界遺産リストに登録されている(ボルガル遺跡は、ヴォルガ・ブルガール王国の首都の遺跡)。訪問者は、ロシア、ヨーロッパ、ジョチ・ウルス(キプチャク・ハン国)などの中世の戦士たちがいかに騎馬や徒歩で戦ったか、東西の商人たちがこの文明の十字路でいかに出会ったかを見るだろう。また、様々な工芸品、歴史的な舞踊、剣術などについても知ることができる。
日時:8月11~12日
場所:タタルスタン共和国の大ボルガル博物館およびボルガル遺跡(2014年にユネスコ世界遺産リストに登録)
1812年の祖国戦争におけるクリャスティツイの戦いは重要だが、半ば忘れ去られている。フェスティバルは、この戦いがテーマだ。ピョートル・ヴィトゲンシュタイン将軍(後に元帥)は、ナポレオンの大陸軍の、ウディノ元帥率いる別動隊を、サンクトペテルブルクの手前で食い止め、ロシア帝国の首都を救った。
日時:7月21日
場所:レニングラード州、シヴェルスキー村
このフェスティバルは、17世紀初めのいわゆる大動乱(スムータ)の時代の戦いに焦点を当てる。当時、ロシアでは、さまざまな政治勢力が権力闘争に明け暮れて、国は四分五裂の状態に陥り、ポーランドとスウェーデンの侵略を受けていた。
日時:9月15日
場所:タタルスタン共和国のスヴィヤジスク歴史建築保護博物館
ロシアのみならず欧州最大の歴史再現フェスティバル「時代と世紀」は、年々人気が高まっている。古代ローマから現代の紛争にいたるまで、様々な時代の戦争を、数千人の参加者を得て再現する。
日時:8月10~22日
場所:モスクワ
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