ヤクート共和国(または先住民族の名前からサハ共和国とも呼ばれる)はロシア最大の連邦構成体であり、その広さはアルゼンチン以上である。ここで冬には気温がマイナス50℃まで下がるので、気骨のない人はとても住めない。
しかし、だからと言ってヤクート共和国が暖かくなく、排他的な場所だというわけではない。5月から8月にかけて、気温が20℃という心地よい温度に達するときはとくにそうである。この時期はヤクート共和国の素晴らしい河川(70万ほどあると言われている)と緑濃いタイガの風景を楽しむには最高である。
この土地はダイヤモンド、金そしてもちろん森林等の資源に恵まれており、ゆったりとしたスペースがある–広大な土地に人口は非常に少なく、およそ90万人しかない。その人口の1/3は共和国の首都であるヤクーツク市に居住している。ヤクーツク市とその周辺部はたくさんの魅力があるー広大なスペースや美しい自然に異国情緒的なものも楽しめる–ウストクトの常凍王国、洞窟の中の氷の宮殿である。
この共和国に住むサハもしくはヤクートの人々は、ロシア民族よりも数では上回っている、しかしながら、彼らは平和的に隣り合って暮らしている。ヤクート人は近代的な暮らしと彼らの伝統的な因習をうまく融合させている。「冬の間もやることはいっぱいある。コンサートあるし、映画ならハリウッドのヒット作よりも地元ヤクートの映画の方が人気があるんだ」。こんな厳しい気候条件の中でも人々は生活を楽しむ方法を知っている。
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